オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その128 3度目のシドニー 11-09-15

2015-11-25 11:35:05 | 第121-130回
128号
11-09-15

3度目のシドニー


8月18日から24日まで草月流のイベントでシドニーへ行って来ました。
私がシドニーに行くのは3度目です。
2001年、2010年はこれも草月のイベントで行っています。

8月21、22、23日の週末にシドニーで、日本から草月流の先生方を
招いてのワークショップ、デモンストレーションがありました。

2010年は、夫も同行しました。
夫は、私が花のイベントに行ってる間、シドニー在住のビルマの友人達に
会い、再会を楽しんだのでした。


今回は、シドニー滞在中に時間を作って夫の友人に会うことにしたのです。
生きてたら、誰々さんに会いに行ってよ、と言うだろうと思ったからです。
だれもが予想もつかない逝き方だったので、ご心配頂いた方達にお礼を
言いたかったこともあります。

ホテルにチェックインして、あまり期待もせず電話したら、全員の方が
会って下さいました。
年のせいか、夫の死後、あまり物事の執着しなくなって、何事にもダメなら
それでもいいや、と思うようになりました。
深い期待をしなかった分、もてなしてくれた方々には感謝です。

シドニーの郊外に夫の友人達が住んでいるので、バスと電車で最寄りの駅
まで出かけました。
ダウンタウンから40kmもあるのに、バスは高速道路を通って30分
ほどでつきました。それにバス代がわずか$4.30と安かったです。
ニュージーランドだったらこんな距離だったらゆうに$20は超えると
思います。
郊外はそれなりに発達していて、大きなショッピングモールもあり、生活
には困らないようです。
駅前にはPark & Rideで、車を駅において仕事に行く人たちのための
5階建の大きな駐車場がありました。
このへんもオークランドとは規模が違うな、と思いました。


今回滞在したMenzies Hotelは、シドニー一古いホテルで内装やボール
ルーム(宴会場)のインテリアに伝統を感じました。
ホテルの前は、Wynyard Stationとバスステーションで交通の便が非常
に良かったです。
駅の地下街には、なぜかベトナム麺のお店が多かったです。
行列のできているところに食べたら、ミントやコリアンダー、チリも入って
いて本場のフォーの味に近かったです。

今回は、友人にシドニーフラワーマーケットに連れて行ってもらいました。
ウェアハウスのようなところに、100件以上生花の卸屋があり、一軒一軒の
品揃えも充実してました。
私は21日のホテルであったいけばな展に出展したので、マーケットで
花を揃えました。
地元の展示会でも希望の花が手に入らないこともありますが、アウェイの時
は出たとこ勝負です。
今回は枝物も含めて予定した花が入手でき満足でした。


草月のイベントは、学ぶことも多く、消化しきれないくらいの収穫が
ありました。
今もシドニーの経験を思い出しつつ、いけばなを活けてます。


地球の南の果てのニュージーランドにずっと住んでいると、井の中の蛙に
なりそうなので、機会があれば出て行くことにしてます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その127 風邪の季節 14-08-15

2015-11-25 11:31:50 | 第121-130回
14-08-15

127号

風邪の季節

一ヶ月位前から、我が家で風邪がはやってます。

6月にデイケア(保育所)デビューした孫が、まずもらってきました。
この月齢だと、なんでも舐めるので、デイケアのおもちゃからばい菌を
もらったようです。
タミーバグとかいいますが、下痢、嘔吐は数日続きます。
孫は、未熟児で生まれたせいか、以前からミルクとかよく吐いていたのですが、
ちょっと吐き方が違うなと思いました。
そういう症状だと、デイケアいけないので、ばあちゃんと家でお留守番です。

その後は、咳、鼻水で熱も出ました。
デイケアに行き始めると、色々病気をもらってくるので、覚悟はしていたもの
の、休むたびに子守りすると、私の仕事にも支障がでてきます。
2週ぐらい続けて週末に具合が悪くなり、月曜に医者に連れて行き、水曜日
くらいまでお休みしてました。
息子夫婦に共働きは、私の犠牲の上で成り立っているようなもんです。


7、8月と暗い我が家でしたが、いいいこともありました。
7月1日からニュージーランドの法律が変わり、13歳以下の子供は、
ファミリードクターの診察料、薬代が無料になったことです。

一番に具合の悪くなった孫は、最近はすっかり元気になり食欲も増してきたよ
うです。
今生後9ヶ月の孫は、6月はやっと座れる状態だったのが、最近はハイハイで
動き回り行動範囲が広まりました。
人は靴で歩くところを、這い回るわけだし、ばい菌もらわない訳がないけど、
そのうち強くなります。


孫から息子夫婦に風邪が移り、一ヶ月くらい咳してました。
体調悪くても仕事が休めず、夫婦でつらそうにしてました。
家中、風邪菌が充満してたと想います。
会社でも同僚が次々に風邪を引き、お休みが多かったそうです。


私は大丈夫かなと思ったのですが、3週間前から咳が出始め、まだ完治してま
せん。
孫と一緒に、医者に診てもらいました。
最初に処方された抗生物質がきかず、1週間後に別の種類の抗生物質をもらい
ました。
治ったように思って、ちょっと運動したりすると、翌日また体調が悪くなった
りしました。
来週から、シドニーに行くので治さねばならぬと思ってます。


ファミリードクターによると、今年は風邪の当たり年だそうです。
インフルエンザの予防注射はしていたのですが、風邪にはちっとも効きません。
雨が多くて、湿気の多いオークランドの気候は、風邪がはやりやすいようです。

早く春よ来い、暖かくなってほしいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その126 道路工事 19-07-15

2015-11-25 11:29:02 | 第121-130回
19-07-15
126号

     道路工事


6月22日から始まった我が家の前の通りの道路工事は、目下頭痛のタネです。


昨日のこと。
ほぼ工事が終わって、おとといあたりからロードローラーで道をならしてます。
我が家の駐車場が道に面してるのと、私の車のアラームの設定のせいか、
ロードローラーが往復するたびにアラームが鳴ります。
鳴るたびにリモコンで二階からアラームをオフにしていたのだけど、あまり
にもたびたびで家のことが手につきません。
それになにより、車のバッテリーが上がるのが怖くて、最後には車を家の裏に
とめに行きました。
こちらの車のアラームって、最初はピピピットとなるんですが、とめないと
そのうち大音響でワーンワーン鳴り出すんです。
近所迷惑だし、せっかく寝付いた赤ん坊が起きたら困るのです。


1週間前から、うちの真横の設定された信号も本当にAnnoyingです。
うちの駐車場からバックで道に出るのだけれど、朝など数台車が信号待ちし
てて、出ていけないのです。
この細い道は、ここのコンパウンド20軒が使ってます。
信号ができて、けっこうたくさんの車があることに気づきました。
平均一家に2台はあるし、40台のトラフィックも時間帯によりたいした量
になります。
それと我が家の横、道路工事の両端(片側通行になっているので)3台
信号機があり無線、自家発電機で動いてます。
ところが、うちの前が青なのに、まだどんどん車がきます。
それと待ち時間がすごく長い。赤信号に2分くらいかかります。


文句は後半に譲るとして、工事の概要をお話しします。

名前は、Hunua 4 Watermain Projectと言います。
工事は2012年に始まり、オークランド市内中心部からマヌカウ市まで
28キロに渡り、直径1、9メートルの水のパイプを埋める工事です。
住宅が増え、人口の増加に伴い、これまでより太いパイプを使うことに
なったのです。
うちの地域は、2015年5月から12月にかけて工事が行われます。
少し前まで我が家から空港へ行く道がこの工事のため通行止めで、
空港へまで15分余計に時間がかかってました。


我が家の2階の窓からプロセスの一部始終を観察できました。

1 道路に穴を掘る
  巨大なドリルでまず穴をあけるのだけど、地震かと思うほど
  家がゆれました。
  穴をだんだん大きくして作業に十分な深さ広さにします。

2 鉄枠を入れる
  周りから土砂が崩れてこないように、幅3メートル、深さ3メートル
  長さ10メートルほどの枠を入れます。

3 パイプを入れる
  パイプは直径1、9メートルでトラックで運んできました。
  地面の下には、水道管だけでなく、電気、インターネットのラインなど
  通っている訳だし、それらを傷つけないよう、慎重に進められたと
  思います。
  パイプをどのように繋ぐかは、見えなかったのでわかりませんでした。
  パイプが埋め込まれたあと、一晩断水でした。

4 鉄枠を取り除く
5 土を埋める
6 道をロードローラーでならす

現在ここまでです。ここまでほぼ1カ月かかってます。
たぶんこれから新しいアスファルトをひいて、中央の白線を書くのだと
思います。

書くと簡単ですが、毎日クレーン車、大型トラック、ロードローラーが
家の前を行き来してます。
オレンジ色のベストを着た作業員も20人くらい働いていると思います。
彼らは、朝7時にはやってきて、日によっては暗くなってからも作業してます。
パイプを埋め込む前の晩は、一晩じゅう作業をやっていて、ほとんど寝られ
なかったです。

よかったこと。
夜間、週末の交通量が減ってとても静かでした。
この道から2分ほどのところに、ショッピングセンターがあるし、モートー
ウェイ(高速道路)の入り口まで1分なので、普段の交通量は多いところです。
最近は、工事が地域の人に知れ渡っているので、みんなこっちを避けて通るよう
です。


オークランドは住宅ラッシュで、我が家の隣も200軒が新築されてます。
人口が増えると水の供給も増える、交通量の増えるということで、そのための
工事があちこちで行われてます。
今年のオークランドの固定資産税の平均20%上がるようです。
私たちのように長く住んでいる人間にとっては、本当に良い迷惑です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その125 首都ウェリントン 05-06-15

2015-11-25 11:26:22 | 第121-130回
125号
05-06-15

              首都ウェリントン



Mother’s Day の週末にウェリントンに行ってきました。
ウェリントンは、ニュージーランドの首都です。

前に行ったのは、21年前。
クリスマス休暇に車で北島一周の旅行をして、その途中で寄ったのでした。
街は一方通行が多くて、運転しにくかったことしか覚えてません。
だから、今回のウェリントン訪問は、初めて訪れる街の気分でした。

http://www.wellingtonnz.com/discover



5月9日に、草月流いけばなのウェリントン支部ワークショップがあり、
それに参加するついでに3泊のホリデーを楽しみました。

実は、私の属するオークランド支部でも3月に東京から本部講師を招いて
のワークショップがあったのですが、私は娘が第二子を出産ところで参加
を断念したのでした。役員として、さまざまな下準備、裏方としては
お手伝いしたのに、ワークショップには参加できませんでした。

それから4月は丸一ヶ月、お嫁さんの両親がサンフランシスコからやって来て
我が家に滞在してました。息子の子供は、彼らにとっては初孫で、生後六ヶ月の
可愛い盛りを充分楽しんで帰って行ったのでした。
私は自分のペースで生活してたものの、それなりに疲れました。


そんなこんなで、ちょっと息抜きが必要、どっか行きたい病でした。


ウェリントンは、週末の旅行にはちょうどよい街でした。
どこでも歩いていけるし、バスも本数が多くて便利でした。
首都だからもっと大きな町だと思っていたのですが、スケールが小さくて
散策するにはちょうどいいサイズの町でした。

金曜日の昼にウェリントンに到着しました。
空港から町までエアバスで20分ほどでした。
ホテルは、ケーブルカーの乗り場の近くで、夜もさほどやかましく
なく快適に過ごせました。

その夜は、Oriental Bayの支部長宅でワークショップの参加者の
パーティーがありました。
支部長は、歩いても来れるけど夜だしバスで来れば、と言いました。
全然土地勘がないし、初めてのところだから、iphoneの
Google Mapでバスを調べて、iphoneの画面で現在位置を確かめ
バスを降りました。
テクノロジーのおかげて、旅先でも不安なく
動けて、本当に便利になりました。
バスに乗っていたのは10分ほど、本当に近かったです。

どっかよその土地にいくと、オークランドと比べてしまいます。
ウェリントンのOriental Bayは、オークランドの Mission Bay
みたいなとこかなと思いました。
ダウンタウンからMission Bayは、もうちょっとかかります。

ウェリントンの住宅は、崖っぷちにへばりつくように建ってます。
支部長宅も、道路に面したところはガレージ、その横を上がっていくと
玄関でした。家自体は2階建だけど、正面から見ると3階建てのよう
に見えます。
ウェリントンの町の中心部は、平たい土地が少なく斜面に家が建ってます。
Mt Victoriaのある住宅は、道から細い階段で自宅に登るところや、
道から自宅まで私設のリフトのある家がありました。


9日のワークショップは、オーストラリアのメルボルンからの講師
でした。
オーストラリア、ニュージーランドの草月は交流があるので、何人か
顔見知りの人もいて楽しく、充実した1日でした。
金、土曜両日、ウェリントンの会員の方が私をホテルまで送ってくれました。
旅行やらで世界のどこでも一人歩きするけど、知らない土地でこういう
気配りはありがたいです。


母の日の日曜日は、歩いて町を散策しました。
ケーブルカーで植物園まで上がりました。
展望台は、晴れて海岸まで見渡せました。
晴れてるけど風が強い。
さすがwindy Wellingtonです。
植物園は前日、草月のメンバーから話を聞いていて、かなり期待して
行きました。
興味のあったベゴニアガーデンは、温室のちょっと大きめなのという感じ
でたいしたことなく、がっかりしました。
まあニュージーランドはカジュアルというか、ふつうの山道のようだけど、
植物に名札がついてるから、ああここは植物園だったのだ、という程度には
慣らされてますけど。
植物園のカフェは、母の日ということで、家族連れで賑わってました。
去年の母の日は、娘が近所のカフェでブランチをご馳走してくれたのを
思い出しました。


カフェの外は普通の道で、だらだら下っていくと、ニュージーランドの
国会議事堂Parliament, Beehiveがありました。
建物の形が蜂の巣のようなので、Beehiveと呼ばれてます。

国会中継やら、テレビのニュースのバックに映っていて、画像では
よく見慣れたものでしたが、実際訪れたのは初めてでした。
もうちょっと賑やかなことろかなと想像していたのですが、まわりはちょっと
政府機関の建物があるだけで、以外とひっそりしてました。



お昼時になったので、国立博物館Te Papaの前の毎日曜日に行われている
Farmers Marketに行きました。
よくある石窯焼きのピザ、ドイツのソーセージのほかに、インドネシア料理、
中華まん、タイ料理、おなじみのFish & Chipsなどの屋台がありました。
その先には、野菜、果物、魚など売られてました。
野菜は新鮮で安く、レジに行列ができるほどでした。
私は、おみやげにアボガドを3袋買いました。
オークランドでは、すでにシーズンは終わっているけど、ここではまだたくさん
売ってました。
私は、インドネシア料理でもち米を竹の皮に包んで蒸したものに、ビーフカレー
がかかっているものを買って食べました。
カレーはココナッツミルク入りの濃厚な味で、もち米のもちもち感と意外と
あいました。


そのあと、Te Papa博物館をゆっくり見て回りました。
ニュージーランド、オーストラリアの連合軍が、トルコのカルポリに
上陸して100年ということで、ANZAC Dayの特別展示室前には、長い
行列ができてました。
http://www.nzhistory.net.nz/war/anzac-day/introduction

日本だとどこへ行ってもよく並びますが、ニュージーランドでこんなに並ぶことは
少ないです。

夜は、Cuba Streetのイタリアンレストランで食事しました。
昼間コーヒーを飲みにはいったら、私の好きなイタリアワイン、Chiantiが
あったので夕飯はここにしようと決めました。
Cuba Streetのおしまいの方には、レコードの専門店があり、レトロだなと
思いました。日本なら昭和時代のようです。

http://en.wikipedia.org/wiki/Cuba_Street,_Wellington



最後の月曜日は、6時半のフライトまで丸一日時間がありました。
金土日は素晴らしい晴天だったのに、月曜は小雨が降ってました。
ダウンタウンを歩き回るのも飽きたので、Hop on Hop off バスに
乗ることにしました。

Weta Workshop

映画監督Peter Jacksonの小道具や舞台セットを作っていて、一般向け
のツアーもあります。
https://www.wetanz.com/

The Lord of RingsやThe Last Samuraiで使われた刀、剣などどのように
作るか知りました。
この周辺は、ダウンタウンから30分くらいでふつうの住宅地でしたが、
Peter Jacksonがここで映画製作をするようになって、雇用の機会も増え
地元では喜ばれているそうです。

Mt Victoria

港の方まで見渡せて景色はよかったけれど、ここも強風でした。

http://en.wikipedia.org/wiki/Mount_Victoria,_Wellington

Zealandia

ここは鳥の楽園で川沿いを歩きながら、ニュージーランドネイティブの鳥
を見ることができます。
http://www.visitzealandia.com/

私は、KakaとTuiに出会うことができました。
ランチもここで食べたので、Hop on Hop off バスには2時間後に迎え
に来てもらいました。


車でないと行けない
ようなところをバスで回れ、ウェリントンの町のイメージ
がはっきりつかめました。

帰りは、5時頃エアバスで、空港に到着しました。
バスのドライバーに、ここはDomesticか Internationalどっちですか、
と尋ねました。
ドライバーは憮然として、空港はひとつしかないよ、と教えてくれました。

Air New Zealandのチェックインも国内線、国際線同じところ、
ウェリントンは小さい空港だなと実感しました。


オークランドまでわずか1時間のフライトの間に、ワイン、チーズ、クラッカー
のサービスがありました。
ワインを飲み終えないうちに、オークランド空港に到着しました。



最近は割安のチケットもでているので、こういう旅行も悪くないな、と思いました。
次回は、いいコンサートでもあれば、またウェリントンに行ってみたいと思います。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする