朱蒙(チュモン)が見た日本古代史(仮題)

「朱蒙」「風の国」「善徳女王」・・・韓国発歴史ドラマを題材に日本史を見つめ直す

魅惑の八角形 「斉明天皇陵」

2010年09月12日 | 善徳女王
奈良県明日香村越(こし)の牽牛子塚(けんごしづか)古墳が、調査の結果「斉明天皇陵」のものとほぼ確定されたとのことで、話題になっている。

斉明陵は確定的 - 天皇家示す八角形【明日香・牽牛子塚古墳】


斉明天皇といえば、大化の改新で重要な役割を担った中大兄皇子(天智天皇)の母。そして、のちに日本の礎を築き上げた天武天皇の母でもある。

興味深いのはその墳丘の形。
ニュースなどによれば、「天皇陵に特有の八角形を示す墳丘」とされている。

ところで、写真は「善徳女王」第2話から、真平王の妃であるマヤ夫人が今まさに双子の次女(トンマン)を産もうとしている場面。
この場所は神殿である。

ドラマとはいえ、ある程度の時代考証はされているはず。神殿の中心が八角形の構造であるというのは何やら象徴的である。

朝鮮半島初の女帝であった善徳女王の在位は632-647年。
そして、斉明天皇(在位655-661年)が重祚する前、皇極天皇であった際の在位は642-645年で、善徳女王とほぼ同時期なのである。

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