第28話より ウォルチョン大師とトンマンが語る場面
大明暦の新しい算術に
正光暦の歳差法を足した結果
一日ほど 誤差があるかと思います
格物(かくぶつ)の測定は単に確率的なものですので
誤差は必ず出てきます
では、7日後の満月の日
または その翌日になりますね?
はい その二日のうち必ず
どちらかに日食が起きるでしょう
満月の翌日に日食・・・
ありえへん!(impossible!)
(ケンドーコバヤシ風に読んで欲しい)
一応、念のため。
日食と言うのは早い話が、太陽の前を月が通り過ぎる事象である。地球から見て太陽と月が同じ方向にあるということ。
一方で、満月というのは地球から見て太陽と月が180度逆にある状態である。だから月食は満月にしか起こらないが、日食が満月の日付近に起こるはずがない。
ちなみに、前々回ぐらいからウォルチョン大師が口にしている格物(かくぶつ)とは?
【大辞泉】
《「礼記」大学から》物事の道理を窮めただす意で、理想的な政治を行うための第一段階。以下、致知・誠意・正心・修身・斉家・治国・平天下に至る。
こちらもご参考に。