朱蒙(チュモン)が見た日本古代史(仮題)

「朱蒙」「風の国」「善徳女王」・・・韓国発歴史ドラマを題材に日本史を見つめ直す

「善徳女王」でのありえない日食の設定

2010年05月07日 | 善徳女王

第28話より ウォルチョン大師とトンマンが語る場面

大明暦の新しい算術に
正光暦の歳差法を足した結果
一日ほど 誤差があるかと思います
格物(かくぶつ)の測定は単に確率的なものですので
誤差は必ず出てきます

では、7日後の満月の日
または その翌日になりますね?

はい その二日のうち必ず
どちらかに日食が起きるでしょう

満月の翌日に日食・・・

ありえへん!(impossible!)
(ケンドーコバヤシ風に読んで欲しい)

一応、念のため。
日食と言うのは早い話が、太陽の前を月が通り過ぎる事象である。地球から見て太陽と月が同じ方向にあるということ。
一方で、満月というのは地球から見て太陽と月が180度逆にある状態である。だから月食は満月にしか起こらないが、日食が満月の日付近に起こるはずがない。

ちなみに、前々回ぐらいからウォルチョン大師が口にしている格物(かくぶつ)とは?

【大辞泉】
《「礼記」大学から》物事の道理を窮めただす意で、理想的な政治を行うための第一段階。以下、致知・誠意・正心・修身・斉家・治国・平天下に至る。

こちらもご参考に。


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