父からの手紙第3回です。
父の字は自己流の崩し字で読めない字が各所にあります。次のように一部加工しましたので
ご承知置きください。
①句読点もない文章のため、句読点は適当に補いました。
②誤字、脱字はそのままとしました。旧漢字も可能な限りそのままとしました。
③略字、当て字は「カタカナ」表記としました。
④個人名は、関係者しかわかりませんが、一応仮名(イニシャル)としました。
⑤一部私の説明を追記しましたが、追記部分は‘ ’で囲みました。
1983年11月5日 父:70歳
‘挙式(11月27日)も近づき、当日の上京時刻など諸連絡の手紙’
拝呈
擧式迄一ケ月たらずと成り、御無さたのみ致して居りますので、I様‘妻の父’に挨拶状出して置きました。
何かと御多忙な日々と推察志ております。写眞幼い時のが有りませんので残念です。
‘男ばかり4人兄弟の末っ子で、もうそんな気にならなかったんでしょうね’
「HM’私’に贈る言葉」は友人からの依頼かと想ひますが、どの様に書いて良いか分かりません。
想ひ付いたまゝですが御前の意見が有れば書直します。
先日母さんの父親の五十回忌の法事が有りKS、MO達‘以上母方の叔父’も二人で来る由でしたので私も出席志ました。
墓参後KO、KS、MO達‘以上母方の叔父’と擧式豊橋発こだまの出発時間等に付き話致し別紙の様、
十時三十一分発東京駅十二時五十二分着で行く予定で居ります(KN‘長兄’も同意見で有り多少ゆとりが欲しいとのこと)。
先般書面で申し上げた通りTS‘父方の叔父’も東京駅で待合せて一緒に行く様になると想ひますが。
待合せ場所(出口及場処)通知ください。尚駅より式場までどの様に志て行くのか(タクシーかと想ひますが)
亦普通で何程の時間かゝるのか等念の為通知して下さい。
尚、法事の後の話合の時KO‘母方の叔父’から話が有り、MO‘母方の叔父’が宮城の方へ廻ってから式場へ
入ってはとの話が有りましたが、私の考えでは其の事は断る心算で居ります。
(たゞ若し其の様にすれば何程余分に時間がかゝりますか)
キリスト教会の擧式に付一應本で讀んで大体の事は頭に入れ有りますが、始めての事ですので一寸不安です。
尚、食事は洋食のフルコースでは無いとの事安心して居ります。‘どこから聞いたのかわかりませんが、
ホテルの洋食のフルコースでした’注意する事が有れば種々の点に付きまとめて一言御便り下さい。
只今、I様‘妻の父’依り御返書戴き拝讀して居ります。十月二十九日社宅へ行かれた由、尚三日に御母様、
MEさん‘妻の事’御一緒に掃除をして戴いたとの事有難く感謝致し居ります。田園風景も残り空気も清澄な様子
ヨロ(「嬉」の当て字)こんで居られる様、有難く想ひ居ります。
‘新婚生活は、横浜ながら郊外の社宅でスタートしました。1年半ほど暮らしましたが、都会育ちの妻の希望もあり、
妻の実家の目黒に転居し15年ほどマスオさん生活をしました。’
住所、番地併せて御通知下さい。尚、文面に依れば、I様も娘に贈る言葉の一文を三百字位い短いもので書く予定との事、
私も一寸だらゝ長かったかと想ひますので、もう一度考へて見る心算で居ります。
何かと御世話様に成りますが、御母様、MEさんにも宜何しく御伝え下さる様御願ひ申上げます。
(蒲団、着物等御送付します‘有難く頂きましたが、蒲団は重くて妻の実家で眠っています。着物は正月に1,2度着た記憶があります。’)
(KO‘母方の叔父’依りの祝儀戴いて居り、まとめて当日御渡します。(五万円))
HM殿 父より
(別紙:到着予定時刻)
(東京駅下車改札口-10分-式場まで20分計30分として下書の様に成る)
豊橋発 こだま
◎10時31分-12時52分-1時22分-(約1時間)
(東京着) (式場着) (式場デノ待時間)
10時55分-13時16分-1時46分-(約40分)
11時31分-13時52分-2時22分-( 8分)
私は10時55分でとも想ひましたが、KN‘長兄’始め皆さんが多少ゆとりが有った方が良い様でしたので、
10時31分で行く事に致します。
別紙:付記
I様‘妻の父’が三百字位いでとの事書直して見ましたが如何でしょうか。何か忘れもの志て居る様で何と無く
落付きません。‘原稿が添付されていたのでしょうが、見当たりませんでした’
成るべく必要な事だけ早く書面で御通知下さい。
父の字は自己流の崩し字で読めない字が各所にあります。次のように一部加工しましたので
ご承知置きください。
①句読点もない文章のため、句読点は適当に補いました。
②誤字、脱字はそのままとしました。旧漢字も可能な限りそのままとしました。
③略字、当て字は「カタカナ」表記としました。
④個人名は、関係者しかわかりませんが、一応仮名(イニシャル)としました。
⑤一部私の説明を追記しましたが、追記部分は‘ ’で囲みました。
1983年11月5日 父:70歳
‘挙式(11月27日)も近づき、当日の上京時刻など諸連絡の手紙’
拝呈
擧式迄一ケ月たらずと成り、御無さたのみ致して居りますので、I様‘妻の父’に挨拶状出して置きました。
何かと御多忙な日々と推察志ております。写眞幼い時のが有りませんので残念です。
‘男ばかり4人兄弟の末っ子で、もうそんな気にならなかったんでしょうね’
「HM’私’に贈る言葉」は友人からの依頼かと想ひますが、どの様に書いて良いか分かりません。
想ひ付いたまゝですが御前の意見が有れば書直します。
先日母さんの父親の五十回忌の法事が有りKS、MO達‘以上母方の叔父’も二人で来る由でしたので私も出席志ました。
墓参後KO、KS、MO達‘以上母方の叔父’と擧式豊橋発こだまの出発時間等に付き話致し別紙の様、
十時三十一分発東京駅十二時五十二分着で行く予定で居ります(KN‘長兄’も同意見で有り多少ゆとりが欲しいとのこと)。
先般書面で申し上げた通りTS‘父方の叔父’も東京駅で待合せて一緒に行く様になると想ひますが。
待合せ場所(出口及場処)通知ください。尚駅より式場までどの様に志て行くのか(タクシーかと想ひますが)
亦普通で何程の時間かゝるのか等念の為通知して下さい。
尚、法事の後の話合の時KO‘母方の叔父’から話が有り、MO‘母方の叔父’が宮城の方へ廻ってから式場へ
入ってはとの話が有りましたが、私の考えでは其の事は断る心算で居ります。
(たゞ若し其の様にすれば何程余分に時間がかゝりますか)
キリスト教会の擧式に付一應本で讀んで大体の事は頭に入れ有りますが、始めての事ですので一寸不安です。
尚、食事は洋食のフルコースでは無いとの事安心して居ります。‘どこから聞いたのかわかりませんが、
ホテルの洋食のフルコースでした’注意する事が有れば種々の点に付きまとめて一言御便り下さい。
只今、I様‘妻の父’依り御返書戴き拝讀して居ります。十月二十九日社宅へ行かれた由、尚三日に御母様、
MEさん‘妻の事’御一緒に掃除をして戴いたとの事有難く感謝致し居ります。田園風景も残り空気も清澄な様子
ヨロ(「嬉」の当て字)こんで居られる様、有難く想ひ居ります。
‘新婚生活は、横浜ながら郊外の社宅でスタートしました。1年半ほど暮らしましたが、都会育ちの妻の希望もあり、
妻の実家の目黒に転居し15年ほどマスオさん生活をしました。’
住所、番地併せて御通知下さい。尚、文面に依れば、I様も娘に贈る言葉の一文を三百字位い短いもので書く予定との事、
私も一寸だらゝ長かったかと想ひますので、もう一度考へて見る心算で居ります。
何かと御世話様に成りますが、御母様、MEさんにも宜何しく御伝え下さる様御願ひ申上げます。
(蒲団、着物等御送付します‘有難く頂きましたが、蒲団は重くて妻の実家で眠っています。着物は正月に1,2度着た記憶があります。’)
(KO‘母方の叔父’依りの祝儀戴いて居り、まとめて当日御渡します。(五万円))
HM殿 父より
(別紙:到着予定時刻)
(東京駅下車改札口-10分-式場まで20分計30分として下書の様に成る)
豊橋発 こだま
◎10時31分-12時52分-1時22分-(約1時間)
(東京着) (式場着) (式場デノ待時間)
10時55分-13時16分-1時46分-(約40分)
11時31分-13時52分-2時22分-( 8分)
私は10時55分でとも想ひましたが、KN‘長兄’始め皆さんが多少ゆとりが有った方が良い様でしたので、
10時31分で行く事に致します。
別紙:付記
I様‘妻の父’が三百字位いでとの事書直して見ましたが如何でしょうか。何か忘れもの志て居る様で何と無く
落付きません。‘原稿が添付されていたのでしょうが、見当たりませんでした’
成るべく必要な事だけ早く書面で御通知下さい。