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マセラティ・ビトゥルボ 1981年

2016年08月13日 | クルマ

1981年に発売されたマセラティ・ビトゥルボです。
(ビトゥルボとはドイツ語でツインターボの意。)

1976年にシトロエンの傘下だったマセラティをデ・トマソが買収し、
買いやすい価格帯のクルマを開発したのがビトゥルボです。

当時、クルマにあまり興味がなかったボクが、このクルマを知ったのは、
マンガ『GT roman』(西風 著)でした。


マークⅡのツインターボをぶっちぎるビトゥルボのカッコ良さにひと目ぼれ。



直線基調の端正なデザインの2ドアのノッチバックのクーペと4ドアセダン。








BMWの3シリーズの全長を短くして、
幅を広く、背を低くしたようなスポーティーなフォルム、
逆スラントノーズに角目4灯のヘッドライトは厳つく、

国産車がどんどん丸くなっていく時代でもあり、とても魅力的に映りました。

ウッドパネルと本革をふんだんに使った豪華な内装。


そしてマセラティのアイデンティティーとも言える
楕円形のアナログ時計(ラ・サール社製)がダッシュボード中央に鎮座します。


ただ残念なのが、ボクが知ったのと前後して、
車名が222とか430とかの数字になり、
ビトゥルボの名前が付かなくなりました。

90年以降には、
角目4灯も取って付けたようなプロジェクターライトになりました。



またビトゥルボにはたくさんの派生車種があり、
ロングホイールベースの高級版228。


ザガート製のオープンカーのスパイダー。


ショートホイールベースのスパイダーに
ハードトップを付けたカリフ。


V8エンジンを搭載したガンディーニ・デザインのシャマル。


ビトゥルボの最終進化版のギブリⅡ。


クアトロポルテⅣもビトゥルボのスタイルを継承していました。


93年にデ・トマソからフィアットに売却され、
94年以降はギブリⅡとクワトロポルテⅣのみとなり、
97年まで製造されました。

ところでマセラティ・ビトゥルボですが、
カッコいいデザインとは裏腹に
なかなかいい評判の聞かないクルマでもあります。

「ビトゥルボ・イコールよく壊れる」って話をよく耳にします。
フィアット傘下になってからは信頼性も上がったようですが。

あと、ビトゥルボを語るときによく言われるのが、
「エロいクルマ」
豪華な内装やイタリアの伊達男のイメージからだと思われるのですが、
確かにモテる要素はあるんでしょうけど、
モテるために乗るようなクルマでは決してなく、
このクルマが心底好きなヒトでないと乗りこなせない
漢のクルマだと思うんですけどね。



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