ブログにアップして買った気になる。

ブログタイトルとは内容がかなり違ってきましたが、ほしいモノ、好きなモノなど綴っていきたいと思います。

ランチア Y(イプシロン) 1994年 イタリア

2019年02月23日 | クルマ

1994年にランチアが発売したイプシロン。


それまでのY10(日本ではアウトビアンキY10)の

後継車として登場しました。

ランチアと言えば
ストラトスやデルタなんかのラリーのイメージが強いのですが、
フィアットの高級ゾーンを担うブランドで、
イプシロンはプレミアム・コンパクトカーの位置づけになります。

雑誌で初めてイプシロンの写真を見たときは衝撃的でした。




ライトの上の通常ボンネットに当たる部分が、
捻じれてそのままフェンダーパネルに。


ボディを一周する細いモールも、普通は水平基調となるところが
緩い弧を描いており、しかも前後とサイドでは逆方向になっています。


今までに見たクルマのデザインとは明らかに違うヘンなデザイン。
早く実車を見て、どうなっているのか確認したいと強く思ったのを覚えています。

デザインしたのは、当時ランチアのデザイン部長だったエンリコ・フミア。


デザインスケッチそのまんまの姿で市販化されました。


アルカンターラを使ったイタリアらしい凝ったデザインの内装、


標準のボディカラー12色のほか、実に100色から好みの色を選べる
「カレイドス」と呼ばれるオプションを設定。



差異の少ないカラーも多く、正直これだけいるのか疑問ですが、
100色のインパクトはスゴイですね。

内装の仕様・カラーと組み合わせれば、
世界に1台の自分だけの仕様も夢ではありません。


本革シートに木目調パネルといった既存の高級車とは
ベクトルの違うアプローチが素敵です。

ヘンテコなデザインですが、どこか気品があり、
どんな場所に駐めても負けない強さがあります。


乗るヒトを選ぶクルマでもあるので購入しようとは思いませんでしたが、
常に気になるクルマでした。

2002年に2代目に進化。

お洒落さは相変わらずですが、
よく言えば気負わず乗れる、悪く言えば普通のクルマとなりました。

2011年には3代目に。

日本では、まさかのクライスラーから発売!
ヘンテコなデザインは健在でしたが、残念ながら2014年で販売終了。

ランチア・ブランドの縮小(消滅?)により次があるのかわかりませんが、
こういうイタリアならではって小型車、また出て欲しいです!



最新の画像もっと見る

コメントを投稿