ホンダ・トゥデイ 1985年

1985年に発売したホンダのトゥデイ。
当時、軽自動車から撤退していたホンダにとっては11年ぶりの軽自動車です。

シビックやCR-X、シティなどホンダが一番ホンダらしかった時代。
軽自動車の長い歴史の中でも1、2を争う
スタイリッシュなボディを纏って登場しました。


かのピニンファリーナのチーフデザイナーだったエンリコ・フミア氏は
来日した際、トゥデイがいたく気に入り、イタリアに持ち帰ったとか。

特に前期型は丸目ライトのファニーなルックスを持っており、


88年のマイナーチェンジで異形のヘッドライトに変えてしまったのが
未だに解せません。



93年に2代目にフルモデルチェンジされるんですが、


商用モデルのみ旧型の販売を継続。
販売が振るわなかった2代目を尻目に旧型は人気が衰えず、
新たなグレード（ハミング）を加えるなどして

98年の軽自動車の規格が変わるまで販売が続けられました。


仕事中によく休憩に訪れる公園があったのですが、
公園の反対側にいつも白いトゥデイが停まっていました。
ある日、公園の柵で上半分しか見えないトゥデイが（写真はイメージです）


ロータス・エスプリに見えました。（後ろ部分をぶった切った感じです）


あまりのカッコよさに、ひと目惚れ。
（反対側に回ってみると、放置されていた車両でタイヤもありませんでした。）


そんなトゥデイですが、知人のクルマを一度だけ運転したコトがあります。
660㏄のSOHCエンジンに電子制御PGM-FI付きのモデルだったのですが、


どこまでも伸びていくような痛快なエンジンに
笑いが止まらなかった覚えがあります。

いつかPGM-FI仕様の白いトゥデイを買って黒のバンパーに付け替えようと
企んでいるんですが、なかなか縁がなく今に至っています。