昭和47年(1972年)から翌48年に掛けて放映された
『デビルマン』(東映動画・NET)
原作はもちろん永井豪とダイナミックプロ。
ただ『デビルマン』はマンガをアニメ化したモノではなく、
同じ時期に、マンガ、アニメがそれぞれに作成されました。
(アニメ版は脚本の辻真先さんのオリジナルストーリーだそうです)
ボクは当時幼かったコトもあり、『デビルマン』はアニメ版のみ見ていました。
そのアニメも正直あんまり覚えていません。再放送も見てたんですが。
で、『デビルマン』と言えば、やっぱり特徴的な歌です。
オープニングソングの『デビルマンのうた』
「あれは誰だ 誰だ 誰だ あれはデビル デビルマ~ン デビ~ルマ~ン♪」
歌詞の中に出てくる
「デビルアローは超音波」
「デビルイヤーは地獄耳」
「デビルウイングは空を飛び」
「デビルビームは熱光線」
とデビルマンの超能力を紹介するんですが、
大人になってから地獄耳はよく聞こえるんじゃなくって、
"噂話をよく知ってるヒト"のコトだと知って、
聴くたびに近所のおばさんにまぎれて井戸端会議に花を咲かす
デビルマンを想像してしまいます。
2番も
「デビルチョップはパンチ力」
「デビルキックは破壊力」
「デビルアイなら透視力」
「デビルカッターは岩砕く」
とツッコミどころ満載です。
「デビルチョップはパンチ力」は言うに及ばず、
ネットを見ても「岩砕く」が”岩倉くん”に聞こえるとか
「悪魔のチカラ」が”Ah 熊のチカラ”とか、
結構いじられています。
それだけ愛されてるってコトなんでしょう。
エンディングテーマの『今日もどこかでデビルマン』
「誰も知らない 知られちゃいけ~ない~ デビルマンが 誰なのか~♪」
こちらもオープニングに負けず劣らず印象的な歌です。
歌もそうなんですが、絵がとても印象的です。
夕やけの街で、
鉄骨に腰掛け、腕組みしているデビルマンが描かれています。
このカッコ良さは大人になってからの方が沁みてきます。
デビルマンが座っているのは東京タワーだとばっかり思っていたのですが、
ネットで調べてみると建設中のビルの骨組みだとか。
どっちにしろカッコいいんですけど。
タイガーマスクやキューティーハニーのエンディングもそうですが、
昔のアニメのエンディングって哀愁が漂い、ヒーローの内面の苦悩が
見え隠れする凝ったモノが多かったですね。
ちなみにこのエンディング、キー局のNET(関東)では
放映時間(26分)の関係で流されなかったそうです。
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