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『キャプテン』 ちばあきお 著

2015年05月07日 | マンガ

ときどき無性に読みたくなる
ちばあきおさんの『キャプテン』(月刊少年ジャンプ 集英社 刊)
小学生の頃、兄がコミックスを集めていたのでよく読みました。

墨谷二中の野球部のキャプテンが主人公という
少し変わった構成のマンガで、年代が変われば、
キャプテンも代わり、主人公も
谷口、丸井、イガラシ、近藤と移っていきます。

魔球があるワケでもなく、スーパースターも出てこない、
ごく普通の中学生が努力を積み重ね成長していく姿を描いています。
(とは言っても全国優勝するんですが)

プロやメジャーに直結していない、
どちらかと言うと草野球へとつながってるような、
純粋に野球と言うスポーツを楽しめるマンガです。

素朴な絵と必要以上の情報を与えない独特のスタイルで
谷口、近藤以外は主人公であっても下の名前さえわからない。
(人物紹介のページにキャッチャーって書いてあるぐらいです。)

どのキャプテンもそれぞれ違った魅力のあるキャラクターに描かれており
 がんばり屋の谷口、


 人情味あふれる丸井、


 天才肌でストイックなイガラシ、


 そして天真爛漫な近藤。


当時、近藤だけは好きになれませんでしたが、大人になってみると
いやだったところがミョーにかわいく見えてきました。

谷口時代の青葉との死闘も良かったですが、
丸井時代の合宿最終日の朝のシーンが一番好きです。








やりきった感が上手く描かれていて、
部活っていいなぁって思える名シーンだと思います。

『キャプテン』の連載中に、週刊少年ジャンプで
谷口の高校時代を描いた『プレイボール』が始まります。

中学時代よりもはるかにレベルの高い高校野球を舞台に、
悪戦苦闘する谷口の魅力を存分に味わえる
谷口ファンにはたまらない作品です。


作者のちばあきおさんが亡くなられてすでに30年、
いまだに根強い人気を誇っている名作です。

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