岩崎宏美さんの『万華鏡』(1979年 ビクター)と
言えばやっぱり「あの声」ですね。
曲の最後の方で
「夢だと言って・・・嘘だと言って・・・幻だよと・・・♪」のあと
地獄の底から響くような低い声で「あー」と聞こえるんですが、
wikipediaによると、
レコーディングのミックスダウン時に
男性コーラスの低音部分が残ったままの状態が
マスターテープとなったのが原因とか。
「私を見る私がいるのよ」とか
「夢」「幻」とかのフレーズと、
印象的なメロディーがなんとなく、
この世のモノじゃないモノを引き寄せても
不思議じゃないような感じがして、
当時、小学生だったボクのまわりでは
とても話題になりました。
友だちがレコードを持っており、
兄の持ってるステレオでヘッドフォンで聴いたら
さぞかし怖いんじゃないかと思って
借りて帰ったのですが、
期待したほどでもありませんでした。
それより友だちの家のプレイヤーで聴いた方が
何倍もはっきりと聞こえたのが、また怖かったです。
今でも『万華鏡』を聴くと
心なしか身構えてしまいます。
(好きな曲なんですけどね)
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