村上春樹さんの『騎士団長殺し』(2017年 新潮社 刊)
を読みました。
第1部 顕れるイデア編
(「顕れる」は読めませんでしたが「あらわれる」と読みます。)
第2部 遷ろうメタファー編
(「遷ろう」は「うつろう」ですね。)
の2冊からなります。
面白かったです。
2冊で1,000ページ超えのボリュームある長編でしたが、
先が気になり、あっという間に読み終わりました。
肖像画家の主人公
いつも抜かりのない免色さん
無口な13歳の少女、秋川まりえ
白いスバル・フォレスターの男、などなど
登場人物それぞれがとても興味深い方々なのですが、
なんと言っても騎士団長(イデア)の愛すべき
キャラクターが秀逸でした。
「あらない」とかちょっと変な言葉づかいがたまりません!
村上春樹作品はまだ数冊しか読んでないんですが、
どの作品にもなくてもいいような
官能小説顔負けの詳細な性行為の描写が出てきます。
ひょっとして、そっちが書きたいがための
壮大なストーリーなんじゃないかと勘ぐったり。
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