1994年5月に発売されたトヨタの初代RAV4。
(正確にはRAV4LとRAV4J。販売店ごとに名称を変えていた時代ですね。)
乗用車をベースにした
クロスオーバーSUVと呼ばれるジャンルを確立したクルマです。
その後、ホンダのCR-Vやスバル・フォレスター、
日産エクストレイルなど競合車種が多く現われ、
その流れは輸入車にも波及し、
現在では高級車と呼ばれるモノまで数多くの
クロスオーバーSUVがつくられるようになりました。
そんな元祖クロスオーバーのRAV4ですが、
出た当時はあんまりいいように思っていませんでした。
新しいモノをなかなか認められない保守的な性格だというのもあるんですが、
何よりRAV4の滑らかなボディが苦手でした。
その頃のボクは三菱パジェロのショートや
いすゞのミューのような無骨でスクエアな形状のボディが好みでした。
(ようするにチョロQっぽいカタチですね。)
RAV4はスターレットに大きなタイヤを履かせただけように見え、
クロカンの持つ逞しさもチョロQのような可愛さも感じませんでした。
それが登場後10年以上経って、
少しやれたRAV4を見掛けると見え方が変わってきました。
スポーツシビックや
カローラⅡなんかに
通じる90年代の未来志向なデザイン。
90年代半ばのRVブームを象徴するような
ワインレッドやダークグリーンのボディカラー。
そして何よりも樹脂色を生かしたバンパーやサイドのプロテクターが
プラスチックっぽさを醸し出し、
クルマと言うよりはラジコンやオモチャのような佇まい。
そういう視点で見るとRAV4の滑らかなボディは、
スニーカーのように見えてきて、
大きなタイヤと伴ってローラースケートのような可愛さ。
今更ながらですが、初代RAV4が愛おしくてたまりません!
ちなみに3ドア限定です。
5ドアは5ドアで味わい深いモノがあるんですが・・・。
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