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お歳は90歳を超え、スラリとした身丈、姿勢もよく、物言いもはっきりしている老紳士でした。
先日荷物を運んだのお客さんです。昭和16年の太平洋戦争開戦時は二十歳だったそうです。海軍軍人でした。その後、戦闘機乗りになる。激しい訓練を霞ヶ浦にてうけました。そして九州の「宇佐飛行場」にて、特攻隊の多くの友を見送ったそうです。彼は特攻が決まり、いざという時が敗戦日だったそうです。
「優秀な友が亡くなってしまいました」・・・と語る。
たまたまその宇佐飛行場のあった九州・柳ヶ浦までの仕事を何度もしてます。駅前のロータリーには、爆撃で焼けてしまった飛行場から移植されたソテツがあります。それは多くの特攻隊員を見送ったソテツです。
今は柳ヶ浦駅にて乗降客を静かに見送っています。そのソテツは「平和っていいですねぇ~」・・・と語っているようです。
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