16日は京都お盆の名物「大文字焼き」です。今年は、津波に襲われた陸前高田の松の木を送り火に使う予定でした。ところが「放射能」を恐れる「数十」の風評TEL/メールがあり、保存会が中止を決定した。陸前高田の松材には放射能汚染なぞあるわけもないのに・・。
保存会は陳謝のため陸前高田を訪れた。鎮魂の思いが書き込まれた松材はこの地で送り火として燃された。
すると今度は京都市へその決定への批判が「数百」よせられた。収拾がつかずトドノツマリ、再度陸前高田から新たな松材を取り寄せて、五山大文字で燃すことになった。
すったもんだの大文字になりました。この現象のキーワードはネット・メール・風評でしょうか。
チュニジアのジャスミン革命はエジプト・中東、そしてシリアにも波及している。この革命は青年のネットからの呼びかけからでした。
九電のやらせメールは言うまでもない。すべてネットです。
良くも悪くもネットです。誰でも・簡単・リアルタイムに物申すことのできる時代です。ここに作為・風評が加わると「大文字」になってしまう。お盆の行事くらいなら、まだしも・・・ですが。
国を動かしてしまう道具にもなる。