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戦争を、決して忘れない!

2006-11-25 02:36:33 | パリ
街角や、駅のプラットフォームに掲げられたプレート、気付いたことはありますか。


1944年8月20日、パリ解放のために、刑事アンドレ・シャスロー、ここに死す。51歳。


1944年7月19日、パルチザンの狙撃兵・伍長セルジュ・ボルドリニ、ドイツ兵の手により、ここで命を落とす。21歳。


1944年8月19日、警察官アレクサンドル・マッシアニ、解放のために戦い、ここで死す。

こうした、戦争の犠牲者を記憶にとどめるプレートが、多く掲げられています。しかも、命日には、花束が捧げられています。今でも命日を忘れず、訪れる人たちがいるようです。


(上記2点のみ資料からの複写です)

パネルに名前を残しているのは警察関係の殉死者が多いようですが、いずれにせよ決して戦争を忘れはしない、という決意が現れているような気がします。戦争の悲惨さを決して繰り返してはいけない。その記憶を決して風化させてはいけない。この意思の力が、EUの実現にも大きく貢献しているのではないでしょうか。ヨーロッパで戦争を繰り返してはいけない。戦場になってはいけない。

石の文化からくる持続力と、地震そして竹と紙の生活がもたらした水に流す文化。そんな違いがいろいろなところに顔を出しているような気がしてなりません。どちらがいい悪いではなく、お互いよい点は学ぶべきだと思います。歴史を風化させず、そこから知恵を汲み取りたい。そう思います。


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