縦長の記事なので、見難いですが、ヘッドラインは“La France vend bien ses armes”(フランスは、多くの武器を輸出した)。2005年の武器輸出高を伝える、10月30日付のmetro(メトロ紙)です。
データソースがアメリカ議会ですので、日本でも報道されていたかと思います。その資料によると、2005年の武器輸出上位は、
・ロシア 70億ドル
・フランス 63億ドル
・アメリカ 62億ドル
一方輸入国は、
・インド 54億ドル
・サウジアラビア 34億ドル
・中国 28億ドル
(ただし、中国は21億ドルの武器輸出国でもある)
ということで、昨年、フランスはアメリカを上回り、2位。6艇の潜水艦をインドへ売ったのが大きく貢献しているそうです。その額、35億ドル。フランスとインド・・・そう言えば、アスベストだらけの老朽化したフランス海軍の空母をインドで解体しようとしたところ、情報が洩れて反対運動に会い、引き返したことが最近ありました。なんとなく・・・ですね。
記事は、事実を単に紹介しているだけで、コメントは何も付けられていません。武器製造も産業の一つ、輸出もビジネスに過ぎない、ということなのかもしれないですね。戦争・紛争がなくなると困るのは、兵器産業・・・ヨーロッパから戦争をなくするためにEUを立ち上げ、アメリカによる戦争には反対を唱える。それでいながら、武器はしっかりと輸出する。したたかなヨーロッパ流の生き方ですね。武器輸出はともかく、この「したたかさ」は外交的手法として学んでもいいかもしれない。世界には、したたかな国がいっぱいですから。日本外交、しっかり!
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