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現代人よ、マナーを守れ!

2006-11-24 04:05:48 | パリ
最近、メトロの駅に公共広告がたくさん貼り出されています。ご紹介しましょう、5点シリーズです。


“現代人は、バスレーンに駐車したりしない。”
迷惑駐車をマンモスで表現しています。こんなに迷惑なんだ!と、力をこめて言っています。バスレーンは道路中央のところもありますが、一般には乗り降りが便利なように、歩道側。ということは、乗用車にとっても停めたい場所。こちらのドライバーは縦列駐車が非常に上手で、こんなところ無理だろうと思えるところにも少々前後の車にぶつけながらでも、器用に駐車させてしまいます。それはいいのですが、場所がバスレーンだと大きな迷惑ですね。


“現代人は、道具を壊すためでなく、モノづくりのために使う。”
RER(郊外電車)のシート。確かに、このように鋭く切られたシートが多くあります。よく見かけます。カッターか何かで切ったのでしょうが、よくそんなものを持って電車に乗っていますよね。先人たちが作ってきた道具は、私たちの生活に役立つように使ってほしいものです。


“現代人は、メトロの車内で他人を煙で悩ませたりしない。”
来年2月からは、バー・レストラン・ディスコを除いて公共の場は禁煙になります(例外の場所も08年1月からは禁煙)。電車内はとっくに禁煙になっているのに、たまに吸っている人がいるのでしょうね。こんなメッセージになっています。私は幸いに出会っていませんが、混んでいる時間帯の喫煙はどうしようもない迷惑行為でしょうね。


“現代人はおよそ35,000年も前からゴミ箱の使用を知っている。”
確かにいろいろなゴミが車中に捨てられています。多いのは、新聞・食べ残し(パンなど)・飲み終わった飲料のカンやビン。特に飲料をこぼした後がべたついていて嫌ですね。RERやメトロには多いのですが、写真はバスの最後部。ということはバスでも多いということですね。ものの投げ捨て、タバコのポイ捨て・・・困ったものです。


“現代人は、RER(郊外電車)の中ではペットに口輪をする。”
犬を連れてメトロや電車に乗り込んでくる人も結構います。しかし、大型犬ですと、周りにいる人に恐怖感を与えかねません。その点、しっかり口輪をしていると安心なのですが・・・。犬を連れているのはもともとは保身のためだったのですが、今では逆に自己顕示欲、あるいは他人を威嚇するために連れている人もいて、問題になっています。そうした風潮を早めに抑えたいという狙いがあるのではないでしょうか。

パリ市交通局のメッセージ。公共広告が、いろいろな部署から、手を変え品を変え出されてます。それだけ、問題があるというのか、あるいは関心が高いということなのかもしれませんね。一見他人に干渉しないような印象のあるフランス人ですが、自分に迷惑がかからなければ、という条件がつくそうです。逆に自分に迷惑がかかったときの抗議は執拗だとか。バスレーンの迷惑駐車はバスの運転手から、切り裂かれたシートは車両の管理責任者から、そして車内喫煙やゴミの散乱は一般乗客から、抗議が交通局に多く寄せられているのかもしれないですね。では、日本で公共交通機関でのマナー違反、多いのは何でしょうか。携帯の使用でしょうか、それともチカン行為?


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