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現代美術国際見本市―①

2006-11-05 03:30:36 | 美術・音楽
“La 33e Foire Internationale d’Art Contemporain”・・・第33回現代美術国際見本市、略してFIAC。先週末、見てきました。

メイン会場のグラン・パレ(le Grand Palais)です。昔はここでやっていたらしいのですが、最近は場所を移していたため、13年ぶりに本来の本拠地に戻ってきたそうです。日曜日のせいか、長い行列ができていました。5分並んでずいぶん進んだと思ったら、ここから入場まで1時間半!の標識が。諦めようかとも思ったのですが、ほかに急ぎの用事もないので、フランス人がどうやって待つのか見てみるのも面白いと、そのまま列に残っていると、5分後にはここから1時間の標識が。さらに5分後には30分、そしてさらに5分で、見事入場。結局20分行列に並んだだけでした。すごい標識の管理です。


でも、標識でフランス人を笑ったりなんかできないことが、すぐ分かりました。Foir、見本市。慌て者の私は、この単語をいい加減に読んで、現代美術の作品展だろうと思っていました。今年亡くなったナムジュンパイクやその後継者たちのビデオアートなど、最先端の作品が見れるのではと期待してきたのですが、これが、大間違い。見本市、つまり、画廊の展示即売会でした。「現代」の意味も、20世紀初頭以降ということで懐かしいものも多くありました。

でも、せっかく20ユーロ払って入場したので、観るだけは観ていこうと、歩き回りました。貧乏性ですね。



画集もしっかり売っていました。


スポンサーに加わったアルマーニが新しい香水のプロモーションをしていました。

ダヴィンチ・コードに因んだのでしょう、「アルマーニ・コード」。いくらなんでも、アイディアがなさすぎませんか。

画廊からのスタッフが少ないのでしょう、受付を離れられずに、お客さんのいるところで昼食を食べている人もいます。

この雰囲気、中国やタイとそっくりです。

昼食といえば、入場者の中にすしを食べている人が多くいました。どうしたのかと思っていたら・・・

祭り寿司が出展していました。よくスーパーに納入している寿司メーカーなのですが、ここまで出ているとは立派なものです。しかも売れているということは、アートに関心のある人に、寿司ファンが多いということでしょうか。浮世絵以来の日本びいき?

明日は、いくつか作品をご紹介します。


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