つい、この前までは猛暑だったのですが、
この週末は
関東地方でも最高気温が20℃を下回り、
肌寒く感じる季節になってしまいました。
◇
72候で
10月23日は「霜始降(しもはじめてふる)」
この先、気温・地温は益々下がっていきます。
11月2日は「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」
<もみじや蔦が黄葉する頃>
とあります。
コース周辺の木々の「紅葉」は
木々が冬越しのための貯蔵糖分を蓄えはじめたサインです。
貯蔵糖分の備蓄が完了すると
木々は「落葉」します。
◇
秋が短そうな本年は
やや早めに
冬越しの為の貯蔵糖分を
蓄えはじめた方が良いのかもしれません。
晩秋施肥的な肥培でしっかり食わせ、
カリウムやカルシウムで地上部の動きを抑え、
貯蔵糖分の備蓄を図る。
貯蔵糖分をしっかり蓄えた芝は
1)凍りにくく、乾燥しずらいので、
冬の間の乾燥害や凍害にも強くなり、
2)来春の発根、芽出しも充実します。
◆
短く、寒い本年の秋~晩秋に
貯蔵糖分の備蓄にオススメの資材があります!
1)まず「デ・サッチャー」や「更新作業」で
古茎根や残留している未分解の栄養素を分解します。
「デ・サッチャー(15-0-0)」は
古茎根を分解する良性菌3種類を含有し、
グリーンの三相バランスを大幅に改善する資材です。
しつこいドライ状態やリングの原因となる撥水層も改善できます。
3月~6月、9月~12月の更新作業との相乗効果が好評な資材です。
2)”こうぼ”の力で、
気温の低い時間帯でも働く「リストア・プラス」
”こうぼ”には分解した栄養分を”糖質”に変換し、
貯蔵する働きがあります。
「リストア・プラス(3-0-2)」は
特に「秋・冬の良性菌のえさ」として働き、
”こうぼ+鉄” の力で
低温下でもくいつき、緩やかに 寒冷時期の菌体活性を向上 させます。
下の写真は、11月~3月まで「リストア・プラス」を毎月1.0cc/m2施肥されたコースで
2月中旬の夜間に積雪があった翌朝6時ごろのグリーン面周囲の状況です。
主成分は
酵母(2200百万CFU/ガロン)
アミノ酸 5.0%
フミン酸 10.0%
キレート鉄 3.0%
カリウム 2.0%
浸透湿潤剤(天然ユッカシジゲラ抽出物)です。
3)同時に
カルシウムやマグネシウムをバランス良く含む
「カル・マグ・マックス(7-0-3)」や
「カル・マグ・マックス(7-0-3)」は
カルシウム 4.0%
マグネシウム 2.0%
を主成分とした資材です。
硝酸態窒素7%と共に、葉身からカルシウムを吸収し、
地面に落ちたカルシウムは、マグネシウムが
ポンプのように吸い上げる設計です。
カリウム系NPKの「ミスト6号(8-4-24)」
を施肥する事により
地上部の動き(徒長)を抑制するので
いっそう貯蔵糖分の備蓄が進みます!
◆
是非、お試し下さい!
(^。^)