先日、和歌山県伝統工芸品根来寺・根来塗りの池ノ上曙山師匠の一行七人に光栄にも小生の果物料理を出させて頂きました。
池ノ上曙山師匠の希望で、「食」についてお話させて頂きました。
「食」という文字は「人」を良くすると書きます。
平安時代に建立された寺院に「食堂(じきどう)」というお堂があり、ここのお堂は食事をする堂であると解釈されてきました。
東寺の「食堂(じきどう)」が再建されることになり、専門家が色々調べましたが、このお堂には食事を作ったり、食事をしたりする形跡が全く無いことが分かりました。
そこで、結論付けられた事は「食は神仏から与えられたものであって、生物が生かされる命が「食」である事。人間にとって「食」する事が最も大切なことである。
「食堂(じきどう)」は最も大切な場所として「仏法」のお経を最も尊い「食」と同じ「法」を神仏から頂く(食する)場所である。
今は差別用語で禁止されている言葉に非常に尊い「乞食(こつじき)」という言葉についてお話させて頂く。
即ち有名な良寛上人や芭蕉達が、自分自身が持っている誇りある特技で、世の人にお役に立たせて頂いく、(彼等はそれを神仏に捧げる捧げモノと自覚)良寛上人は子供好きで、農繁期の農家の子供と遊び、芭蕉は旅先で、素晴らしい詩を作って差し上げ、その見返りに食事を頂く(神仏から感謝一杯で頂く)。
乞食(こつじき)とは神仏に食を乞う行為をいう。
「こじき」という言葉を禁止し、素晴らしい漢字「乞食(こつじき)」を残し、読みも昔の読み方に変えて頂きたい!
小生の果物料理ですが、平安時代の宮中での調味料として、塩とお酢であったそうですが、お酢は梅酢であった事等から小生の数々の料理が生まれ、それは、数々の果物のお酢、に糖質が生まれ、数々の果物調味料から、果物創作料理が生まれていると説明させて頂きました。
根来寺・根来塗りの漆塗りの日本への伝来は日本の先住民族アイヌ民族によってもたらされ、神仏へのお供え物の器から発展した。
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