玉川上水はもともと43kmの水路でしたが、高度成長期に杉並の浅間橋より下流は暗渠化されました。したがってここが開渠部分の最下流となります。都心に近いため、人口も多く、都市化が進んでいます。そして2019年に放射5号線が開通しました。地元で玉川上水の動植物を調べてこられた大塚惠子さんはこのことに危機感を覚えて、2017年から鳥類調査を続けてこられました。そのデータを見せてもらい、明らかに開通後に鳥類が減少したことがわかったので、三鷹で調査をしてこられた鈴木さんにも声をかけて杉並での調査結果を合わせて、放射5号線の影響について論文にしました。
大塚惠子・鈴木浩克・高槻成紀. 2023. 玉川上水の杉並区に敷設された大型道路が鳥類群集に与えた影響. Strix, 39: 25-48. こちら
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