検出された骨がヒキガエルのものである可能性があると考え、小林に連絡を取ったところ、白幡沼にはヒキガエルはいて、時々グランドでローラーに轢かれて死んでいたりするということだった(図1)。
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図1. ヒキガエルの死体(2021.2/24 小林撮影)
そして新しいしたいを確保したということだったので、送ってもらった。そのヒキガエルは鼻先から大腿の付け根までが102 mm、体重71 gの大きさだった。
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/55/7fcc7f9a8f7bb6370b72d82062ce8260.jpg)
図2. ヒキガエルの背面と腹面
この死体から骨格標本を作った(図5)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/06/e9/f606301c08d7fef4ae345b7ee5ec3211.jpg)
図3. ヒキガエルの骨格標本
その前肢の橈骨(とうこつ)を見ると、間違いなく検出されたもの(図4b)と同じものだった(図4b)。ただしこの中空構造は前肢だけでなく後肢の脛骨にもあった。
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図 4a. 3月のサンプルから検出された骨
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/52/84/e8ece958346e8e125cbda0e7245fd06c.jpg)
図4b. ヒキガエル標本の前肢の骨格
これは古いヨーロッパのイラストにもあった(図5)。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/be/a52b485c16b0edac2e0275cfe655f445.jpg)
図5. カエルの骨格図.