高槻成紀のホームページ

「晴行雨筆」の日々から生まれるもの

研究6 野生動物と人間の関係(制作中)

2016-01-01 08:20:52 | 研究3 野生動物の人間の関係
人間活動のあおりをうけて減少し、絶滅に瀕している動物がいるかと思えば、増えすぎて農林業に被害を及ぼして問題を起こしている動物、また外来種が日本の生態系に悪影響をおよぼすなど、人間と野生動物とのあいだにさまざまな問題がある。こうした問題にも取り組んでいる。

アイムサ・カンポス-アルセイス、アシアー・ラリナーガ、ウダヤニ・R・ヴェーラシンハ、高槻成紀、ルイス・サンタマリア. 2010.
動物園との野生動物の生態研究:アジア
ゾウの種子散布の事例
どうぶつと動物園, 2010 春号: 24-29.



 麻布大学は都心と山地の中間に位置し、市街地と緑地が混じり合った状態にある。こういう場所は野生動物の自動車事故(ロードキル)が多い。清掃局に回収される動物を調べたらタヌキがもっとも多く、ハクビシン、アナグマなどがこれに次いだ。緑地の程度、事故数、町田市における過去の事故死の数と分布などをもとに、ロードキルの発生パターンを類推した(立脇隆文との共同研究)。

大石侑香・高槻成紀・若生謙二・瀬戸口明久. 2015.
野生動物から家畜への道.
人と動物の関係学会誌, 41:33-42.
「奈良のシカは野生動物なのですか?」「どうしてシカはウシやウマのような家畜にならなかったのですか?」というような質問をもらい、そのことを考えてみました。

高槻成紀, 2016.
東京のタヌキ。
東京人, 372(2016年7月): 7.
東京についての話題を集めた雑誌にタヌキのことを紹介しました。


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