広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

弘前ナンバー1は色が違う

2023-05-31 20:49:36 | 津軽のいろいろ
先週、秋田駅前に、
弘南バス貸切車が来た!
ホテルメトロポリタン秋田でお客を降ろした後、広小路を直進して行った。ひょっとしたら、そのまま空で青森県まで戻ったの?

秋田市内でもたまに見かける弘南バスの貸切バスではあるが、遠目でこの車を見た時、なんか違うと感じた。
弘南バスの貸切車は、日野セレガ/いすゞガーラが多数派。この車は三菱ふそうエアロエースなので、その点でまずは珍しい。
そして、車体正面、フロントガラス下の白いスペースが広い。伝統的な塗装では、横方向の帯が正面にも回っているのに、この車はなく、斜め帯。セレガ/ガーラの塗装に合わせた結果かもしれないが、この車体にはなんか物足りない。なお、エアロエースの少し前の小さい車両では、横帯と斜め帯が両方引かれた車両も存在する。

さらに、塗装の色合いがなぜだか違う。※この1台だけ違うのではなく、同車種を中心にほかにも何台かいるようだ。
現行のセレガ/ガーラは、昔と同じ色が受け継がれていると思うのだけど、この車は「濃い」ような。特に、オレンジ色のはずの帯が、赤に近い。
何らかの意図があって色を変えているのか、あるいはかつての秋田市営バスでは、製造メーカーや時期によって、同じ塗装でも色味が異なることがあったけれど、それと同じ現象なのだろうか。
他の車種と比較。
再掲)日野セレガ 52303-2

(再掲)トヨタコースター 21601-2

2001年10月撮影。1987年製いすゞ16204-2。貸切から格下げされ、弘前発五所川原行きの路線で使われていた


そして、ナンバープレートが!
カラー図柄「弘前210あ・・・1」
希望ナンバーではあるが「1」!

2020年5月に始まった弘前ナンバー。弘前市内では、路線バス車両で「弘前210あ」の5~7を見ていたが、1の存在は分からなかった。
では、これが(弘南バスで)最初に弘前ナンバーを付けたバス?

そうじゃない。
社番は「30401-2」。三菱ふそう・令和04年製造の01台目-弘前営業所所属を示していて、昨年買ったばかりの新車ということになる。
以前は同じナンバーを別の車が付けていたのか、この車が入るまで1を空けておいたのか。
【6月2日追記・2022年導入の他の車について】弘南バスでは、2022年に三菱ふそうローザの路線仕様も購入(久々のマイクロバスの新車)しており、その30404-2号車は、図柄なしの「弘前210あ3」を付けているとのこと。

ヘッドライトがツリ目の、現行モデル(2019年から)のエアロエース。※スーパーハイデッカーのエアロクィーンとの見分けかたは、エアコンの場所だそうで、エアロエースは屋根上にある。
弘南バスでは、ほかにも何台かあるそうだが、秋田県内のバス事業者ではまだないかもしれない。秋田市教育委員会が2020年から7年間リースしているまんたらめ号(2代目)は、この顔。
後ろもあんまり見慣れないデザイン

再掲)旧セレガの後部


ところで、この車に先立って、秋田中央交通のバスが2台、秋田駅西口バス乗り場を発車していった。
1台前は路線バスのエアロスター
小田急バス中古。3台あったが、最初の1台は廃車になったとのこと。
弘南バスにエアロスターは今はいないが、青森市なら、青森市営バスでたくさんいる。

2台前は秋田空港リムジンバスの旧エアロバス
これも小田急中古。そういえば、この型は弘南バスでは存在感が薄いような。

中央交通は、そこそこ三菱ふそうを使っているが、弘南バスほど多くない(新車はとても少ない)。
秋田駅前で三菱ふそうが3台続行する(かつ他社製バスも、ついでにタクシーなどもいない)のは、珍しいシーンだった。


ところで、日野自動車が三菱ふそうと経営統合する方針であることが発表された。
検査不正で揺れる日野がトヨタ系列から追い出され、三菱ふそうに吸収されるのが実態か。
となると、日野の製品はどうなるのか、「ジェイ・バス」を折半する日野といすゞの関係はどうなるのか、三菱ふそう側でも何らかの変化が起きるのか。

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