秋田市保戸野すわ町と保戸野原の町の境、秋田保戸野郵便局や秋田大学教育文化学部附属学校・園の近くに変形交差点がある。4方向の道が交わるが、1本は細くて信号機はないので、実質的に3方向の変形丁字路というかY字路。
この交差点は、30年ほど前に原の町通りが新規開通した時にできたのだが、その後、横断歩道の1つが移設されたり(この記事の最後に文章のみ少々)、信号機が歩車分離式化され、さらに今春には押しボタン式歩車分離化されたりといった変遷があった。
小学校2校を始め学校が多いこと、車はどの方向に進んでも(直進しても)カーブになっていること、右左折時には角度が鈍角であるためスピードを落とさずに通過する車両があること、100メートルほどのところに隣の交差点があるものの信号機が連動しておらず、黄~赤信号で強引に交差点内に進入して停まる車両があり、それによって渋滞が発生しやすいことなど、必ずしも安全でない場所だと感じている。その分、車も歩行者も注意して通行しているのか、事故は何年も前に直進車がカーブに対応できず柱に衝突した程度で、歩行者が巻き込まれるような事故は起きていないはずだけど。
地理院地図に加筆
この交差点(交差点そのものではないのだけど)には、もう1つ問題があった。
この交差点は、秋田市が公募して命名した通りの愛称としては保戸野学園通り、千秋トンネル通り、保戸野原の町通りが交わる。路線バスの神田線・添川線が(菊谷小路-)トンネル通り-原の町通りと右左折するが、そのルートが県道233号線。
したがって、千秋トンネルから新国道へ抜けるトンネル通り~原の町通り【24日訂正】学園通りは、全区間が秋田市道のように見せかけておいて、実は郵便局前の100メートルほどの区間だけは、秋田県道。
その県道区間のうち、交差点寄りの30メートルほどの部分。上の地形図で赤い矢印を付けたのが、問題の場所。
昨冬、交差点を背に撮影。左が郵便局。向かい側に注目
地形図でも分かるが、ここだけ道幅が狭い。
南側に民家がせり出すようになっており、その分車道も、南側の歩道も他の区間よりきゅうくつ。(南側だけ街路樹がない。向かいの郵便局前の北側歩道は他と同じ幅で街路樹あり)
車道は(トンネル側から原の町通りへの)右折レーン分は確保されてはいるものの、幅も長さも充分とは言い難く、これも車の流れを滞らせる一因となっている。
特に南側歩道はとても狭く、歩行者がすれ違うのもままならないし、自転車も通るけれど、車道が狭くて危険なので車道に出ろとも言えない。
しかも、道はカーブや民家の生け垣により見通しが利かない。
東側から。向こうの交差点はよく見えないし、左の歩道はとても狭い
この近辺の歩道は、積雪時は歩道用除雪機が入るのが基本のようだが、ここは狭くて不可能。そのため、
段差でツルツルデコボコ
そんなわけで、個人的には車でも徒歩でも通りたくない場所であった。児童生徒や高齢者も通る地域だからなんとかならないかと思っていた。
今年6月。向かいの電柱から奥がその場所
初夏の頃、せり出していた民家が…
今年8月
解体されて、更地になった!
とりあえず見通しは良くなった
更地のうち、道路寄りの一定の幅だけ砂利が敷かれてパイプ柵で囲われている。その範囲は隣の既に広くなっている道路幅の延長線上にあるので、おそらく、その範囲まで道路が拡幅されるのだろう。(残りの土の部分はどうなる?)
地元町内会などが県へ道路拡張の要望を出していたそうで、それが実現したようだ。
ここの道路は、昭和50年代前半頃の建設かと推察するが、その時の交渉が決裂でもして、それを引きずってでもいたのだろうか。
やっと安全に通行できるようになる(特に歩行者)とうれしく思っているのだけど、なかなか工事が始まらない。更地のままで晩秋を迎えた。
役所の都合はあるのでしょうが、これから雪の時期。歩行者の安全を思えば、仮設通路扱いでもいいから、更地になった部分を開放することはできないもんでしょうか。
何度も言うけれど、「これからどんな予定でどんな工事をしていつから供用されるのか」を道路利用者に知らせることも、道路建設・道路管理者の大切な努めだと思うのです。秋田県さん。
歩道だけ広がるのも、両隣と比べるとおかしいから、車道も広がるのだろう。電柱や信号機を移設して。
東側から。このラインの延長線で向こうも拡幅されるかも
となると、歩行者のみならず車両も“ボトルネック”がなくなり、スムーズな通行が実現する。
西側・交差点から。直進といっても緩くカーブしている
一方で、カーブした道路形状からすれば、直進車がハンドル操作を誤って【26日補足・ボトルネックがなくなったことにより速度が上がり】、歩道や民地民家に突っ込むなんて事故にならないとも限らない。安全対策もお願いしたい。
トラックが直進側にいると、後続の右折するバスは前に出られない。順が逆だと渋滞発生。これも解消されるか
街路樹は紅葉した。着工・供用はいつ?
【2018年3月6日追記】2018年年明け頃から、砂利敷部分より外側の土の部分で、新しい住宅の建設が始まった。住宅は販売される模様。その建築中、砂利敷部分が工事車両の駐車場や作業スペースになっており、さらに積雪もあって、歩道代わりに通ることはできない状態。
また、2018年2月は積雪量が多く、狭い歩道は例年通り雪が固く積もった。しかし、昨年まであった生け垣などがなくなったため、わずかに幅は広くなり、そのせいか凸凹の高低差が従来より少なくなって、今までよりは少しだけ歩きやすくなった。
【2018年3月21日追記】歩道の拡張工事は2018年度早々に始まるらしく、2018年8月頃供用予定と地元へ説明されている。
※完成後の様子はこちら。
この交差点は、30年ほど前に原の町通りが新規開通した時にできたのだが、その後、横断歩道の1つが移設されたり(この記事の最後に文章のみ少々)、信号機が歩車分離式化され、さらに今春には押しボタン式歩車分離化されたりといった変遷があった。
小学校2校を始め学校が多いこと、車はどの方向に進んでも(直進しても)カーブになっていること、右左折時には角度が鈍角であるためスピードを落とさずに通過する車両があること、100メートルほどのところに隣の交差点があるものの信号機が連動しておらず、黄~赤信号で強引に交差点内に進入して停まる車両があり、それによって渋滞が発生しやすいことなど、必ずしも安全でない場所だと感じている。その分、車も歩行者も注意して通行しているのか、事故は何年も前に直進車がカーブに対応できず柱に衝突した程度で、歩行者が巻き込まれるような事故は起きていないはずだけど。
地理院地図に加筆
この交差点(交差点そのものではないのだけど)には、もう1つ問題があった。
この交差点は、秋田市が公募して命名した通りの愛称としては保戸野学園通り、千秋トンネル通り、保戸野原の町通りが交わる。路線バスの神田線・添川線が(菊谷小路-)トンネル通り-原の町通りと右左折するが、そのルートが県道233号線。
したがって、千秋トンネルから新国道へ抜けるトンネル通り~
その県道区間のうち、交差点寄りの30メートルほどの部分。上の地形図で赤い矢印を付けたのが、問題の場所。
昨冬、交差点を背に撮影。左が郵便局。向かい側に注目
地形図でも分かるが、ここだけ道幅が狭い。
南側に民家がせり出すようになっており、その分車道も、南側の歩道も他の区間よりきゅうくつ。(南側だけ街路樹がない。向かいの郵便局前の北側歩道は他と同じ幅で街路樹あり)
車道は(トンネル側から原の町通りへの)右折レーン分は確保されてはいるものの、幅も長さも充分とは言い難く、これも車の流れを滞らせる一因となっている。
特に南側歩道はとても狭く、歩行者がすれ違うのもままならないし、自転車も通るけれど、車道が狭くて危険なので車道に出ろとも言えない。
しかも、道はカーブや民家の生け垣により見通しが利かない。
東側から。向こうの交差点はよく見えないし、左の歩道はとても狭い
この近辺の歩道は、積雪時は歩道用除雪機が入るのが基本のようだが、ここは狭くて不可能。そのため、
段差でツルツルデコボコ
そんなわけで、個人的には車でも徒歩でも通りたくない場所であった。児童生徒や高齢者も通る地域だからなんとかならないかと思っていた。
今年6月。向かいの電柱から奥がその場所
初夏の頃、せり出していた民家が…
今年8月
解体されて、更地になった!
とりあえず見通しは良くなった
更地のうち、道路寄りの一定の幅だけ砂利が敷かれてパイプ柵で囲われている。その範囲は隣の既に広くなっている道路幅の延長線上にあるので、おそらく、その範囲まで道路が拡幅されるのだろう。(残りの土の部分はどうなる?)
地元町内会などが県へ道路拡張の要望を出していたそうで、それが実現したようだ。
ここの道路は、昭和50年代前半頃の建設かと推察するが、その時の交渉が決裂でもして、それを引きずってでもいたのだろうか。
やっと安全に通行できるようになる(特に歩行者)とうれしく思っているのだけど、なかなか工事が始まらない。更地のままで晩秋を迎えた。
役所の都合はあるのでしょうが、これから雪の時期。歩行者の安全を思えば、仮設通路扱いでもいいから、更地になった部分を開放することはできないもんでしょうか。
何度も言うけれど、「これからどんな予定でどんな工事をしていつから供用されるのか」を道路利用者に知らせることも、道路建設・道路管理者の大切な努めだと思うのです。秋田県さん。
おすすめはできないけれど、状況に応じて(自転車や向こうから人が来た時)パイプ柵の中へ回って、砂利敷き部分に立ち入って歩くのが、現状では安全だと思う。歩いた程度でどうこうならない程度にしっかりした路盤のようだし。【2018年1月16日追記】雪が積もって融けた段階では、真ん中にけっこう大きめの浅い穴が1つできていた。
※自己責任でお願いします。現状ではまだ、郵便局側を歩いたほうが確実に安全でしょう。
※自己責任でお願いします。現状ではまだ、郵便局側を歩いたほうが確実に安全でしょう。
歩道だけ広がるのも、両隣と比べるとおかしいから、車道も広がるのだろう。電柱や信号機を移設して。
東側から。このラインの延長線で向こうも拡幅されるかも
となると、歩行者のみならず車両も“ボトルネック”がなくなり、スムーズな通行が実現する。
西側・交差点から。直進といっても緩くカーブしている
一方で、カーブした道路形状からすれば、直進車がハンドル操作を誤って【26日補足・ボトルネックがなくなったことにより速度が上がり】、歩道や民地民家に突っ込むなんて事故にならないとも限らない。安全対策もお願いしたい。
トラックが直進側にいると、後続の右折するバスは前に出られない。順が逆だと渋滞発生。これも解消されるか
街路樹は紅葉した。着工・供用はいつ?
【2018年3月6日追記】2018年年明け頃から、砂利敷部分より外側の土の部分で、新しい住宅の建設が始まった。住宅は販売される模様。その建築中、砂利敷部分が工事車両の駐車場や作業スペースになっており、さらに積雪もあって、歩道代わりに通ることはできない状態。
また、2018年2月は積雪量が多く、狭い歩道は例年通り雪が固く積もった。しかし、昨年まであった生け垣などがなくなったため、わずかに幅は広くなり、そのせいか凸凹の高低差が従来より少なくなって、今までよりは少しだけ歩きやすくなった。
【2018年3月21日追記】歩道の拡張工事は2018年度早々に始まるらしく、2018年8月頃供用予定と地元へ説明されている。
※完成後の様子はこちら。
民家の跡地の場所は近いうちに工事が始まるのかもしれませんが、ただでさえ渋滞する場所なのに雪が降ったら・・・。
この通りを通行している歩行者(私もその一人)や、車の方も首を長くして待っていると思いますが、アナウンスも全く見られない。雪が降ったらどうするんだろう?
こんばんは。保戸野小から新国道方向への左折は、格段に見通しは良くなりましたね。そこを横断する歩行者・自転車がたまにいるので、気は抜けないのには変わりないと思いますが。
今工事が始まれば、積雪期にかかってしまうでしょう。そうなるのだったら、来年度までやらないほうが…とも思いますが、せっかく用地が確保できたのにこのままでは…とも思います。
>早期覚醒さん
議会の承認とか入札とかなんとか、手順があるのでしょう。今まで何十年もこうだったのだから、数か月くらい我慢してろということかもしれません。
だけど、やっぱり、道路利用者のことを思えば、柵で囲ったままなのは、もったいないし宝の持ち腐れ(?)ですよね。