広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

上と下に注意

2014-09-01 23:54:22 | 秋田の季節・風景
今日から9月。
今年の8月は、全国的に暑さよりも、異常なほどの雨の多さが目立った。秋田市では、被害はなかったものの夜中に降る雨が多く、あまり暑くない8月だった。【3日追記】秋田市の8月1か月間の日照時間は、平年の58.6%の113.1時間だった。
いつもの秋田市では、お盆過ぎにやや涼しくなっても、小中学校の夏休みが明けた8月末には、暑さがぶり返すパターンが多い(ような気がする)。今年も、昨日・今日辺りは30度前後まで上がって暑くなったが、例年ほどの暑さではない(ような気がした)。
今のところ稲の作柄は、悪くはないようだが、今後どうだろうか。

※以下、昆虫の話題ですが、虫そのものの写真はありません。
先週の秋田市楢山。空は秋空
今夏はセミの声をあまり聞かなかった(ような気がする)。
一方、大発生しているというのが、マイマイガやチャドクガの毛虫。

先週、秋田市楢山、東部ガス秋田支社前の県道28号線を歩いていると、あることに気付いた。
歩道の路面に、細かい鳥のフンのようなものがたくさん付着している。街路樹のプラタナスの下だけで。
よく見ると、それは毛虫がつぶれて干からびたものだった。さらによく見ると、路上を歩いているのもいる。

上を見上げると、
 葉脈だけになった葉が
食害は木が丸裸になるほどではないが、部分的に葉がなくなっている木もちらほら。

おそらく、アメシロことアメリカシロヒトリの幼虫。
今が被害が出やすいシーズンだけど、毎年、街路樹でこれくらいの被害が出ているのだろうか。

アメシロは毒はないそうだけど、アレルギーの人とかフンの汚れの被害はあるそうだ。何よりも、歩いていて頭の上に落ちたり、踏んづけてしまったりするのは嫌だ。


その後、週末にそれなりに雨が降ったので、路上の死骸は流れてしまった。でも、木に残っている虫はまだ成長し、新たに落ちてくるものもあるだろう。
多くの各市町村では、アメシロが発生した場合、その木の所有者が駆除など対応するように呼びかけており、秋田市も同様。街路樹の場合は、その道路管理者が対応するので、発見したら連絡してくださいとしている自治体も多い。
県道28号線を管理する秋田県では何とも告知していないが、当然、同様だろう。だから県へは連絡させてもらった。【5日追記】前後して、防除作業を実施していたそうだ。
【9日追記】この後、8日頃からは剪定作業(枝を間引くやり方)が行われており、かなり改善されたと考えられる。

差し当たっては、歩く時は上や下にもご注意を。


僕が初めて「アメシロ」の存在を知ったのは、1984年9月だったはず。ちょうど30年前。
この年はアメリカシロヒトリが大発生(広域的なのか、うちの近所だけだったのか不明)し、我が家の庭にもうようよしていた。
9月15日には、じいさんばあさんとともに割り箸でつまんで駆除し、「とんだ敬老の日だったね」と話した記憶がある。スズメも来て食べて駆除してくれた。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ネーミングライツ | トップ | アフターDC »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿