広く浅く

秋田市を中心に青森県津軽・動植物・旅行記などをご紹介します。

ぼうしパン・笹だんごパン

2024-03-11 23:34:25 | 各地お土産・食べ物
秋田駅の隣にあり、JR東日本グループの商業ビル「アルス」の地下に、昨2023年11月29日に食品フロア「えきちかマルシェ」がオープンした。まだ空きスペースがあり、品揃えに物足りなさもある。その一角に「デミッセ」という期間限定でご当地商品を売るコーナー(集中レジ方式なので、独立した店舗ではない)があるのだそうだ。

駅ビルトピコに置かれていたチラシで、3月6日から11日まで、そのデミッセで「ご当地パンフェスタ」が開かれることを知った。
チラシには一部商品しか出ておらず(出ていても写真と商品名のみで、メーカーも価格も未記載)、実際に行かないと分からなかったが、北海道から沖縄まで、20~30種類は来ていたかと思う。各商品は数十個単位で並んでいたが、売れ行きは悪くなかったようで、土日にはけっこうな客入り、最終日の入荷はなかったのか昼にはほとんど残っていなかった。

ヤマザキ系列で秋田のスーパーでもたまに見かける、北海道の日糧製パンから「ようかんパン」など数種。ほかには山形のたいようパン各種。長野のササザワの「牛乳パン」、島根のなんぽうパン「バラパン」、沖縄のオキコ「ゼブラパン」等々。
青森の工藤パンはなし。滋賀の刻みたくあんが入った「サラダパン」を期待したが、なかった(別メーカーの「ちくわパン」は来ていた)。

ネットなどで知っていて、気になっていたパン2つが来ていた。
高知名物! ぼうしパン 342kcal 税込み270円
類似パンは全国的に見られるが、高地が本場で「帽子パン」と呼ばれるパン。
高知では多くのメーカーや店で帽子パンを作っているそうだが、これは高知市のヤマテパン製。東京の高知県アンテナショップなど、高知県外にもわりと流通しているようだ。

高知県パン製造協同組合のキャラクター、やなせたかし氏による「ぼうしパンくん」のシール。「ぼうしパンは高知生まれのパンです」「みみも中身もおいしいよっ!!」。

上のリンクにある、以前食べたヤマザキの類似パンや、秋田の菓子店「くらた」のベーカリーの「ドリーム(現在はない?)」しか知らない者としては、本場のぼうしパンは予想外だった。
まず、大きい。直径13センチほどあり、ほんとに帽子みたい。
底。袋には脱酸素剤入り
そして、縁=耳が幅広く、厚く、パン本体のとくっつきかたがしっかりしている。
耳の底側のほうには、マドレーヌのような型に入っていたかのような筋が入っている。



知っていた類似パンは、パン本体から耳を容易に外すことができた。味や食感も、本体と耳でだいぶ違った。本体はパンっぽく、耳はお菓子っぽいような。
本品は、本体と耳が一体化していて、食感もほぼ同じ。耳もパンっぽい。断面を見ても、本体と耳の境目はよく分からない。
断面
ドリームなどは、本体の表面がベタベタしていたが、これはそれほどでもない。思ったよりもパンらしいパンだった。


小竹の笹だんごパン 195kcal 300円
新潟名物で大好きな笹だんご
上越市の菓子店・小竹製菓が、2000年代中頃(?)に、それをパンにしてしまった。袋がパンダの絵なのは、笹からの連想のようだ。
パンには新潟県産コシヒカリ米粉使用(小麦粉も使用)。
袋の裏面はパンダの後ろ姿

こちらはこじんまり

断面
笹だんごをモチーフにしたパンなどでなく、パンの中につぶあんの笹だんごを入れてしまっている。
こういうのを見ると、パンと笹だんごを分離したくなるものだが、密着していてできなかった。
パンはもっちりしていて、おいしい。笹だんごもおいしいのだろうけど、パンと混ざった味。別々に食べたほうがいいかな。

次回にも期待。
コメント (2)
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