樹庵のお気楽ナビ

チビデビル ルックと
天使キャラ セントの日記です。

「生きていくのに大切な言葉 吉本隆明 74語」 「悪人正機」

2010年08月11日 | 本と雑誌

  

とてもとても久しぶりに本のナビです。

戦後最大の思想家と言われている吉本隆明。
20歳の頃、そういうことはいっさい知らず手に取った本が面白かったので
ちょっと読んだ記憶があります。
その後本棚にあったその本を見た会社の先輩に
「へぇーっ、○○ちゃん(私のこと)が吉本隆明をね」って言われたことがあったなぁ。
ありゃ、どういう意味だったのか?

でも、今でこそ哲学だの心理学だのも、なんとか読めるかもと思うようになったけど、
当時の小娘には生の吉本隆明は難しくてね。
もう一生縁がないのかなと思っていたけど、
2~3年前に買ったこの本を、この間うちの本棚で発見して、
先週読んだら面白かったですよ。

これは吉本さんの言葉を、
勢古浩爾さんという人が解釈している本です。
生・吉本隆明(吉本隆明の著書)ではないのですが、
とっかかりはどこからでも気にしない質だし、
これがきっかけで吉本隆明に興味が持てればよいのです。

その中で、今回一番ピンと来た吉本隆明の言葉は、
「(人間の生き方において)自分の意志力が貫きうる範囲は、
まあせいぜいいって半分です。
あとは半分は外界が決定するのです。」
です。

イヴちゃんとセントくんのところで書きましたけど、
わたし6年前に仕事が急降下する憂き目に遭いまして、いまだにそれが続いてますけど、
ぜんぜん気づかなかったんですけど、ずっとそれは自分のせいだと思っていたようなんです。
潜在意識で、ですね。
イヴちゃんに悪いことをしたとずっとずっと思っていたのもそれですよね。

だから、この言葉に出会って、
エッアッ?…ほう…って何が何だかわかりませんね。
でも、そういう感じだったわけです。あはは。
気持ちが軽くなりましたよ、おかげさまで。
必要以上に自分を責めることもないのではないかいな?と。
イヴちゃんのこともそうですね。

もちろん
「なあんだそれなら、人生の半分は責任無いんだ」とはならないと書いてありますし、
当然そうですけど。
なんだか嬉しかったですね、この言葉。

これより私、また吉本隆明を読み始めたのですが、
次は吉本隆明・糸井重里「悪人正機」です。
これもわかりやすくてよいですね。
おいおい、いつになったら生・吉本隆明にたどりつけるのか。
いやー、たどり着けないかもしれないですけど、まあそれもいいかと。

吉本隆明はもういい。
セントくんはどうなんだ?
あっすみません。元気ですよ。
おしっこのコントロールがだんだん出来つつあります。
おむつ交換で、おむつを外すと待ってたかのようにポタポタ出るのは、
あれはほんとに待っているのかも。(うふふ)
待てるようになりつつあるのかな?すごいことですよね。

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