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チビデビル ルックと
天使キャラ セントの日記です。

空き家の実家の話 その6

2023年12月31日 | 日記
今日は大晦日、今年もあと数時間で終わりです。
更新がめちゃ遅くなりました。年末は仕事もめちゃ忙しい。

さて、市内の不動産屋さんとやっとつながった前回の続きです。
現地を見てくれた不動産屋さんは、
まだ状態がいいからそんなに悪い値段ではないのでは、
と言ってくれました。

そして毎週報告をくれるようになったのですが、
そこからがなかなか厳しい。
どうも建物が大きすぎて買い手がつかないとのこと。
まあ、6DK+蔵では、今の世の中そんなに使いこなせない。
しかも解体すればしたで土地代より高くなる……。
こちらとしては、叔父と話し合って
とにかくマイナスにならないことを最低条件としました。

そして2ヶ月ほど経った時に、
家を買い取って借家にしている会社が、
興味を示していますがどうしますか?と言われました。
土地建物はもちろん、家具などすべてそのままで買い取りますとのこと。

そこで浮かんだのが、よくネットに出ている
土地も家もすべてで100万円とか、その辺の広告でした。
実家はマイナスにならないことが最低条件だったので、
先方からの提示額も100万円にも及ばない金額でしたが、
そのくらいの値段で売った物件の話も聞いていましたので、
エーッ何それ!とは思いませんでした。

実際ネット広告に100万で出して、
それで成立することは少ないと思います。
ただ、金額を叔父に話したら、もうちょっと交渉してみろと言われ
えーと、あの、近所に住む叔父がですね……と交渉しました。
その結果先方が、
地域の方に嫌われる仕事はしたくないのでと歩み寄ってくれました!

成立した値段は、
最初に実家をどうしようかと思った時点から思えば、
想定の4分の1の金額でした。
けれど、多分このチャンスを逃したら
実家が蘇ることはないと思ったのです。

私は、実家が長年の空き家でボロボロになり、
庭が雑草だらけになることを一番恐れていました。
空き家に対する固定資産税が高くなるようですけど、
そんなもの元々安いのだからたかがしれてます。
それよりも、あの土地、あの家を死なせたくない。
私の思い出の詰まった実家への愛情というか、そんなものです。
手放すことでそれができるのであれば、
父や母や、祖父母に対して
申し訳ないことをしているとは思いませんでした。





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