樹庵のお気楽ナビ

チビデビル ルックと
天使キャラ セントの日記です。

仏壇 その6(最終回)

2023年06月25日 | 日記
ばたばたといろいろ買い揃えて、
あっという間に2月になり、
弟の一周忌と父の追善供養の日が来ました。

お寺では、実家の仏壇に鎮座されていたご本尊や位牌、
その他(その他はないでしょ)仏像と、
私が新たに作った「○○家先祖代々の霊位」のコンパクト位牌
それにAmazonから届きましたレリーフタイプのご本尊
すべてずらっと並べてくださって、
本堂にてしめやかに一周忌と追善供養と、御霊移しが行われました。

ご住職(と言っても私と同年配)が、
お寺にもおたくのご位牌はありますからねと、見せてくださいました。
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。

さあ、終わりました。
はい、みなさん東京へ行きますよ~。
添乗員の気分です。
長距離バスに揺られて、それから電車を乗り継いで
はい、大変お疲れ様でした。
今日からこちらでよろしくお願いいたします。
ミニ仏壇にポンと置かれて、
いやね、きっと開口一番
せまー!!!
だったと思いますけど。
とにかく、みなさん無事に東京に着きました。



一応ですね。毎朝お線香とお茶を、
時には、はい、コーヒーと言うときもありますが、あげています。
ご飯?ああ、うちは冷凍しちゃうんで、週に1~2回炊いたときにね。
特に負担でもないです。
毎朝、洗濯やちょこっとお掃除をするのと同じルーティンですね。

というわけで、仏壇はこれで最終回。
次からはいよいよ実家をどうするか、です。





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仏壇 その5

2023年06月21日 | 日記
今朝もまたちょっと時間が出来た。
これはなにか、
はよ書かんかい!と言われているのかもしれない。(誰に?)

実はうちには2000年に母が亡くなったときから、
母の写真と木彫りのお地蔵様を置いていました。
10年くらいは毎朝お茶とお線香上げてました。
うちのワンワンたちも、その頃は虹の橋を渡った子たちもいたので、
その子たちのこともあって。

でも、その後は、
特に父が亡くなってからの2年間は、
実家で一人暮らしの弟と毎日曜日電話連絡をすることに注力していて、
お地蔵様はほこりこそかぶっていませんが、
そこにあるって感じだったのです。

ただ、今度は気分でって訳にはいきません。
でも、私しかいないんだからしょうがないよね。

さて、年末年始、仕事も何日かは暇になります。
そこで、1日中ネットでミニ仏壇だの、位牌だの、ご本尊だの…
正月早々何探してんだって感じですけど、
2月当初に行う弟の一周忌、父の追善供養のときに、
家族の皆様に新しい位牌に移ってもらう御霊移しと言うのかな?
それをお寺にお願いしようと思い、
そのためには位牌の注文は時間がかかるので、
ここで決める必要があったのです。

仏壇ったってミニですよ、箱みたいなもの。
ミニのために、今までの仏壇にあったご本尊が入らないので、
申し訳ないけどすべて新しくさせてもらいました。
そうそう、ついでに、
ついでというのは失礼ですが、
うちにあったお地蔵様も、実家の仏壇にあった
たくさんの位牌とご本尊とともにお焚き上げをお願いすることにしました。

ただ過去帳というもの。
折りたたんであるものですが、
これは母が亡くなったときに父に書いてもらいましたので
ここに父と弟を、達筆な叔父に入れてもらって
それだけはそのまま使わせていただきます。





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仏壇 その4

2023年06月18日 | 日記
わお! なんか時間が出来ました。

実家周辺の変貌ぶりに驚いた私は、
用事で田舎に行く間に、
市役所で空き家の相談をしてみました。
家は人が住まなくなるとどんどん傷みます。
庭木も伸びてお隣に迷惑がかかります。
貸して誰かに住んでもらうのも良いかもしれないと思ったのですが、
私:お家賃はいかほど?
市役所:うーん、2万~3万ですかね。

……借家にするために最低限キッチンと居間はリフォームが必要です。
座敷とお風呂とトイレは父がリフォームをしてくれてありました。
そしたら最低でも200万は出ますよね。
2~3万のお家賃では、元が取れるまでに何年????
しかも、いつ借り手が付くかもわからない。

そして、ここでも、
いや人に貸すにしても仏壇があっちゃ駄目でしょ、という話になる。

年末に友達と忘年会のようなものをしたときに、
いやね、何をするにも仏壇がひっかかってねぇ、と話すと。
何言ってるの、もうあなたしか守る人いないんだから、
あなたがやるしかないじゃないの、と。
だけどさ、あのたくさんある位牌とかどうするのよ?
もってきたって困るよ。
お寺にみんな預けられるものなら預けたいよ。(やや本音)
そしたら、その友人曰く、
位牌は「○○家先祖代々之霊位」にまとめて、
あなたがもっていればいい、と。

あっそう!
父も母も、弟も。祖父母も、曾祖父母も、その前の代も
みなさんぎゅっとひとつの位牌で我慢してもらっても良いの?
いいわよ。空き家に置かれるより、よっぽどうれしいよ、みんな。
あっそう、そうなんだ。

そしたら、不思議となんだか気持ちが軽くなったんですよね。
いいよ、位牌ひとつならうちにおいても、
という気になったのは不思議です。

















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仏壇 その3

2023年06月15日 | 日記
1ヶ月経ってしまいました。
すみません。もうこのくらいのペースで居直ります。

さて、仏壇の入れ物である家を、
なんとかしたほうがいいのではないか?
と思うようになったのは……。

弟が亡くなって空き家になるために、
隣組というか、うちの田舎では斑と言っているのですが
そちらの皆様にご挨拶をした方が良いぞ、
と近くに住む叔父(父の弟)に言われて、
ちょこっとしたもの持参でご挨拶に回ったのが去年の春先です。

何しろ、私は彼の地を離れて既に50年(半世紀!)
数軒は、あら!○○ちゃんなどと、
60過ぎの私に呼びかけてくださるおうちもあるものの
ほとんどの家はあちらもこちらも初対面でした。

そして、どちらの家も70代、80代の方ばかり…。
えっ、どうなるわけ、この辺。
空き家も増えたとか、人口も減ったとか少しは聞いていたけど、
確かにこれは……。

60年程前に、我が家は山奥からこの場所に引っ越してきました。
当時バスは15分に1本ぐらいは来たし、
スーパーも、小学校も幼稚園も郵便局も近くて
ほんとに便利な場所でした。

現在も、Aコープは健在で、
広い駐車場を持ってJAの建物と併設しています。
まだこれがあるから、人気を感じることが出来ます。
小学校も幼稚園も郵便局もあります。でも、静かです。
そしてバスは1時間に1本、……走らない時間帯もあります。

うまいこと言えないけど、未来はもっと良くなる的な何かが、
小学生の私が引っ越してきたときの、草いきれのような何かがない。
どこか達観したような、枯れた明るさの広がる景色の中で
都会では気が付かなかった、
日本の今を、私は初めて感じたのかもしれません。



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