母:そうです。破壊活動の…。
る:いえ、けして破壊活動ではありません。母に解体を命じられました。
母:ですから破壊活動の…。
る:僕はよい子なので、そんなことはしません。
母:元々はルックが破壊活動で壊したカドラーですが、大きすぎてゴミに出せませんので、責任を取って細かく解体してもらうことにしたのです。
る:でも、セントは手伝ってくれません。
せ:だって、僕は元々そういう悪いことはしない子なんです。
る:そして、僕だけ働かせて寝てしまいました。でもいいです。僕は破壊大好き!!
ベランダではくちなしが咲き始めました。いい香りです。
つぼみの数が半端ではないので、
くちなしどころか、賑やかなおしゃべりが始りそうです。
せ:ルッくん、いい加減にしてくださいよ。僕までとばっちり受けるんですからね。
る:…………。
せ:お母さんが言ってたでしょ、この5年間で10回。年に2回平均ですよ。
る:…………。
(解説)
ルックは先日、キッチンの蛇口の具合が悪くて、
見に来てくれた大家さんが、帰ろうとしたときにカプッと…。
幸いちょっと赤くなっただけらしいのですが、ったくもう。
大家さんとは毎日のように顔を合わせているし、うるさいルックにもよくしてくれるのに
このやろう、なんてやつだ!
で、母に怒られ、1日無視されたのです。
ルックは怒られていることはとてもよく理解するので、
この日は1日大変静かで、散歩もぴたっと母の足元について歩きます。
いつもなら、昼寝中のご近所のわんちゃんに、
道からちょっかい出して吠えさせるのが楽しみなのですが、
こういう時には、相手がいくら吠えてもまっすぐに前を向いてさっさと歩きます。
家でも「うるさいよ」の一言で、ぴたっと静かになります。(笑)
嗚呼、これだけわかっているなら、もう噛むなよ、ほんとに。
5年前のガウッチルックに比べると、格段によくはなっていますが、
なんといっても「吠える、噛む、飛びつく」のジャックラッセルですからね。
気を抜いた母が甘かった。反省の日でした。