樹庵のお気楽ナビ

チビデビル ルックと
天使キャラ セントの日記です。

「寡黙なる巨人」

2008年07月29日 | 本と雑誌

これを書かれた多田富雄先生の名前を、私は去年の今頃初めて知りました。
河合隼雄先生が亡くなられたというニュースを聞いて、
初めて手にした河合先生の本の中で対談をされていた方の中に
多田先生もおられたからでした。

心理学者、心理療法家、元文化庁長官、
京都大学名誉教授、国際日本文化センター名誉教授だった河合先生は、
2006年8月に脳梗塞で倒れ、
意識が戻らぬまま2007年7月に亡くなったそうです。

河合先生の本は、
凡人の私にもとーってもよくわかるように心理学を案内してくれます。
私は続けて何冊か読み、
その中に以前ブログにも書きました「こころの声を聴く」がありました。
多田先生はそこで河合先生と対談されていました。
世界的な免疫学者の多田先生の名前を私はここで初めて知ったのです。

多田富雄先生は、東京大学名誉教授、
世界的な免疫学者で、抑制T細胞の発見者です。
河合先生のと対談を読んで、
免疫という世界がものすごく深いことを知りました。
自己と非自己は脳で判定しているのではないとか、
胸腺という免疫の中枢臓器があり、それは体内時計のようなものだとか、
アポプトーシスという細胞の自死があるとか…。
というわけで、多田富雄著「免疫の意味論」を私も読んでみましたよ。

でも、ごめんなさい。
興味のある所はたくさんあるのですが、
私には難しいわ~という印象でございました。
たぶん10%理解できたかって感じです。
ただ、そういうわけで、多田富雄先生というお名前は、
その時私の頭にしっかりインプットされたのでした。

そして最近、
多田先生のコラムを新聞で読んだ記憶から、ふとAmazonで検索をして
この「寡黙なる巨人」を知りました。

エッ!多田先生って脳梗塞で半身不随になっていたんですか?
2001年5月に倒れられて、もう7年も経っているじゃないですか。
私が去年知った時には、もう何年も闘病生活をされていたんですね。
亡くなってから知った河合先生、
倒れられてから知った多田先生…。
なんか私って遅すぎない?

2001年、世界中を飛び回っていた多田先生が脳梗塞で生死をさまよい、
気がついた時には右半身不随になり言葉を失っていた。
「あの日を境に、すべてが変わってしまった。
私の人生も、生きる目的も、喜びも、悲しみも、みんなその前とは変わってしまった。」
という書き出しで始まる「寡黙なる巨人」は、
重度の障害を背負った多田先生の闘病記録と、
それからの先生の中に生まれつつある巨人のことを綴った本である。

障害者の先頭に立ち、日本の介護制度に抗議を続ける「巨人」。
しかし、私には大変失礼ながら、
多田先生がそういう使命をお持ちの方だったのではないかと思えてしまうのです。
世界的な医学者の先生でなければ言えないこと、
先生だから抗議できることはたくさんあるように思います。
先生は人生を二度生きておられる。
これからもお元気でご活躍されることをお祈りします。

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犬の登録済ませました

2008年07月18日 | ペット

今日、犬の登録を済ませました。
ルックは、これできちんとうちの四代目です。
迷子札も作りました。実家のクックとお揃いです。
実家のブログでもご紹介してくださいましたが、うちでも…。

ルックの誕生日は勝手に7月11日にしました。

さあ~て、と。これからいい子になるぞ  
うちに来たばかりの頃は、どんな物音にも吠えました。
今はだいぶ落ち着きました。お留守番も静かに出来ます。
最近は私をまっすぐに見ることも多くなり、顔が柔和になりました。
オレじゃなくて僕風になってきましたよ。
緊張がほどけてきたんでしょうね。

でも、課題は山積です。
散歩で出会うワンにはすべてガウガウだし、人にもワンワンです。
お客様だって、名付け親さんにはなんとか慣れたけど、
他のお客さんにはまだだめでしょうね。
(他のお客さんには今月はご遠慮願っていますの)
大家さんには先日、「とても静かになりましたね。」と褒められたのに、
翌日ご本人に向かってギャンギャン吠えてしまった。(すみませんでしたぁ…)
大家さん褒めなければよかったと思ったかも。(汗)

狂犬病ワクチンを打ちに行った病院では、
「顔が怖がってるよ。
今まであまり他のワンちゃんや人との接触がなかったんだね」といわれました。
そうです。きっと保護センターから実家に来て、
初めて他のワンちゃんと過ごしたり、
遊びに連れて行ってもらったりしたんじゃないでしょうか。
だから私も今までは、様子見でした。
怖がって凶暴になるんだから、叱ってもな~なんていろいろ考えてしまいました。

寝る前の一騒ぎ  <穴掘り大作戦>  私のベッドなんですけどね…

ルックよ…顔がハンニャだよ、お前さん。

ふ~ックールダウン。

でも、決めました。
ルックには社会性のある犬になってもらいます。
目標は大家さんが夏休みを終えてドイツから帰ってくる9月までに、
まずはお客さんに吠えない犬になること。
これは、ルックがというより私に一貫した信念がないとできません。
ルックが可愛いから、私も頑張りますよ。
まずは愛情、愛情、そして時々ビシッと。そしてまた愛情…ですね。

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僕のご先祖さま

2008年07月13日 | ペット

こんばんわ!樹庵の四代目ルックです。
いつもオレオレって強がってるけど、ほんとはけっこう素直です。
なので今日は素直モードで、東京がお盆になった今日、僕のご先祖様?を紹介します。

僕のハウスの上には、こーんな仏壇があるんですよ。
母の母の写真の横にあるのは、僕の姉や兄達です。
母は毎朝般若心経を上げて、
最後に「愛犬テオの霊位、愛犬クリスの霊位、
愛犬イヴの霊位に報知を荘厳せんことを…(なむなむ)」と言ってます。

長女はゴールデンレトリバーのテオ(テオドーラ)姉。
明るくて明る過ぎてぜんぜん凹まない性格で、
母は初めての育児でノイローゼになりそうだったらしいです。
でも、子供を産んだ後はすっかり安心できるワンになったそうです。
クリス兄はテオ姉を見て育ちました。

テオ姉の子供が、僕の尊敬するクリス(クリストファー)兄です。
子供の頃から穏やかな性格で、誰からも愛されました。
小さいワンにも優しくて、母の自慢の息子でした。
でも、優しいだけじゃなくて売られた喧嘩は買いますし、
買ったからには絶対負けない兄だったそうです。(うーん、憧れるなぁ)

次女はこの4月に亡くなったアメリカンコッカーのイヴ姉です。
イヴ姉は、ガンで2ヶ月の間に次々と亡くなったテオ姉とクリス兄が、
母に託した姉で、僕と同じ保護犬でした。
イヴ姉はけなげなぬいぐるみのような可愛い子だったのよ、
と母は今でも涙します。

  ルックの家で昼寝中です。リードがあるでしょ。

…というわけで、次男の僕、ジャックラッセルのルックです。
イヴ姉と正反対の子をという母が選んだのが僕ですから、
僕は僕で行くのが母のためだと思って自然体で行きます。
でも、クリス兄のようにはなりたいです。見ててくださいね。

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犬も歩けば… 犬の絵本(3)

2008年07月11日 | ペット


今回は可愛く撮ってみました。

母:Ruーーーー、よくやった!!

Ru:てへっ。


こちらも可愛く撮ってみました。 アガーッ

母:試用期間中に、「課題1 お客様に吠えない」を見事クリア。
     あんたはエライ!

Ru:オレだってやるときはやるんだよ。


名付け親さんからのプレゼント  Ruの家

母:お客様といっても、名付け親さんひとりだけど、
     でも、よくやった。
    (といいつつ、ワテの教育がよかったんや…とほくそえむ母) 

Ru:まあ、プレゼントろもろといて、吠えっぱなしは
      ワテのプライドが許さへんねん。
    
(…ってなんで二人とも大阪弁になるの?)


名付け親さんよりおいしいものをいただく

母:実家のパパママに報告しなくちゃ。(そわそわ…)

Ru:アー、お客に吠えまくると疲れるけど、今日はそうでもないな。
      (さっき名付け親さんを送って散歩に行った時に、
      あっちこっちで吠えたから、気が済んだってこともある…かも  )

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犬も歩けば…  犬の絵本(2)

2008年07月09日 | ペット

朝の散歩。関東病院の前で雑草を食する。

母:今度ソフトバンクの「お父さん」主演のDVDができるんだってよ。
     「お父さん」頑張るよね。

Ru:ふーん。だからって、オレに何か?

母:いえ、別に、テレビに出る犬になれとはいわないけど、
     ガウガウは直してもらいたいね。

Ru:オレも注文ある。

母:何?

Ru:オレが小さいからって、上から写真撮るのは止めてくれ。
      上から撮ると絶対目つきが悪くなる。
      オレの可愛さを表現したいのなら、工夫しろよカメラマン。

 でか過ぎる骨が届いたぞ

母:うむ、確かに。オレの可愛さ…ね。

Ru:まあ、ガウガウもけっこう疲れるから、
       「社会性のある犬」になって
      ストレス少なく生きてみるのもよいかもしれんと
      思ってないこともないな。母さん次第だけどな。


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