樹庵のお気楽ナビ

チビデビル ルックと
天使キャラ セントの日記です。

ルッくん 第2ラウンド突入 の3

2008年08月29日 | ペット

一昨日はどんどん遠くまで散歩したのに、また歩かないね、ルッくん。
でも、ロングリードとボールを使って、最低1日3回、
おうちの前の道路で10本ノックならぬ10本「取ってこい」をしてるもんね。
あんまりスタミナはないけど、君はやっぱりジャックラッセルやん。走らんとね。


10本「取ってこい」も1日3回以上すると、疲れるねぇ。シャンプーもしたし、ねむ~い。

ワニさんは相変わらず大好きだけど、くわえっぱなしでいることは少なくなった。
まるで何か執着が取れたみたいだね。
いいんだよ。わだかまりはどんどん流してためないこと。


ワニさんは大好きだからベッドに持ち込むけど、でもいつまでもくわえないよ。

と、突然「ドッカーン!」という雷の音。
おっと洗濯物ヤバイ!
っつたく最近の天気はなんだろうね。
その後もビリビリッと振動するほどすごい雷の音。
母は洗濯物取り込むのに忙しくて、ふと見るとルッくんは?
「………(ねぼけてる?)」あんまり動揺してない。
代々のワンズはみんな雷、花火が大嫌いだったんだよ。


雷は怖くないけどうるさいから…。(ふとんかぶってしまった)

昨日、ルックをもらうにあたって後見人になってくれた、13年来の犬友達が来てくれた。
名付け親さん以外では初めてのお客様。
第2ラウンドでは積極的に人に会わせようと思っている母は、実は秘密兵器を買っていた。
それは「口輪」。
エーッ口輪ですってー と驚かないで。
口輪をしてでも、積極的に人に会った方が絶対ルッくんのためだから。
見かけなんか気にしないぜ、母は。
でもさー、口輪の出番はなかったね。
母以外の人になでてもらうと、つい「ウーッ」て言ってしまい、
そのたびに、「ルック」と母の怖い声が飛びましたが、
最後はとてもいい子で、さよならできました。


ふとんかぶったら暑くなったらしく、ワニさんといっしょに出てきて、こういうカッコで寝てました。(笑)

このまま順調に行くとは思ってないけど、第1ラウンド2ヶ月間の成果はあったし、
それがルッくんの自信になって、第2ラウンドを乗り切ってくれたらいいなと思います。


ルッくん 第2ラウンド突入 の2

2008年08月28日 | ペット

我が家の掟 「犬は人には吠えない唸らない。咬むなんて論外!」
我が家の掟はこれしかない。
それなのに、人にも犬にも吠えて飛びかかろうとするのはー、
誰のことかわかっとるね~。

というわけで、開始されたルッくんの社会復帰トレーニングは
「しつけ」と「療法」の両面から考えた。

だめなことはだめだとわからせるために、
テレビチャンピオン優勝の森田さんのしつけマニュアルを購入し、勉強。

またマニュアルで、吠える飛びかかるは怖さの裏返しということを知って、
少しでも怖さを取り除くために、
イヴちゃんが最後にお世話になったホメオパシー療法も試みることに。
ホメオパシーはイヴには最後だったけど効いたし、ついでに母にもよく効く。
ヒットした場合には。
病は気からという言葉もあるように、症状にもそして心にもよく効く。
ヒットした場合には。

ホメオパシーは対処療法ではなく、その原因から治すもの。
だからカウンセリングを受けたとして、カウンセラー(ホメオパスという)が聞き取ることは
本人の日常生活から始まって生い立ちまで多岐に渡る。
人間の場合、普通なら自分のことは説明できるし、
赤ちゃんの時から飼っていた自分のペットのことならそれも説明できる。
しかし、過去がまったくわからないルックの
人や犬に対する怖さを取り除くにはどうしたらいいのか。

ルックが来てからホメオパスさんに相談して、
「恐怖」に対するレメディ(ホメオパシーの薬)をいろいろ試してみた。
「恐怖のあまり凶暴になる」なんて、ルックにぴったりのレメディがあるのだが、
試しても大した変化がない。
その後も「恐怖」緩和作用のあるレメディをいくつか試すもどれもヒットしない。うーむ。
(ホメオパシーはヒットしなければ、
それはそれで通り過ぎるだけで、副作用というものはない)

先週、ルックのレメディを買いに行くついでに、
長年のアレルギー性鼻炎が調子悪くなったので、
母は手引書を読んで自分用にもレメディを購入した。
それが母にはヒット。ぐっと症状が軽くなった。
そして、もしやルックに…と、母の直感ですが。

ルックがおもちゃのワニさんをくわえなくなったのは、
そのレメディを与えて3日目のことだった。


うんしょ、うんしょ、ボール遊びして眠くなったのでお布団に入るね。

そして、4日目の昨日。
1ヶ月半散歩を渋っていたルックが、スタスタ歩いて遠くまで散歩をする。
途中であったワンちゃんにもなかなか好意的。
母のゴミ出しにも付き合って、そのまままた散歩。
午前中にはさらに外で「取ってこい」のボール遊びまでする。
夕方の散歩も遠くまで行く。
途中でいつもなら吠える人や子供にも、立ち止まってじっとしている。
猫にも、「ダメよ」と言うと「うん」という態度。
ワニさんも放り出してるし…
ルッくん…母は嬉しいけど…大丈夫か?

実はルックに与えたレメディは母の鼻炎にも効くけど、
精神的には「抑圧された悲しみ」を和らげるもの。
この時点で、母は最初あんたの表面しか見ていなかったんだね、とつくづく反省。
君は実は「悲しみ」をたくさん背負っていたんだね。


顔が、目が違うんです。これがほんとうのルック!

このレメディ、しばらく続けてみようと思う。
レメディとは、ルックのバイタルフォース自らが歪みを正して行くために、
それを身体に気づかせるためのもので、
治るのは自力。でも誰でもその自力を持っている。

ルッくん「悲しみ」を開放して、治ろう!!


ルッくん 第2ラウンド突入 の1

2008年08月27日 | ペット

ルックがウチに来た日から2ヶ月、母はずっと一緒のベッドに寝ていたが、
思うところあって4日前から別々に寝ることに。

夜、急に思い立って、「イヴちゃんベッド貸してねぇ」と取り出したところ、
イヴにいただいたぬいぐるみのワニさんが一緒に落下。
しまったと思ったが、すでに遅く、
ルックが目にも止まらぬ速さでキャッチ

実はルックは、自分の気に入ったものがあると、それをくわえて離さない。
好きなものを離さないのは別にいいとして、
その姿が大好きなタオルケットを離せない幼児のようで、
ずうっと静かにくわえ放しで、時々カクッカクッと噛む、
その時は(1日の大半)目が据わっている。
少し違うけど、チック症状、それに近いような…。
その姿はどう見ても尋常ではないし、5歳の犬ではないというのが最初の印象。

うーむ……何か精神的に…あるな(←意味不明)

なのでルッくんがうちに来てしばらくして、おもちゃは全部撤去していた。

そして今度もまた、ルックはやはり以前と同じように、ワニさんをくわえ続け、
やはり時々カクッカクッとかみながら離さない。
でも、そのために母と同じベッドでないことに気がつかないのか気にしないのか、
そちらはまったく平気だったので、
とりあえず一晩おもちゃを与えておいた。くわえたまま寝るルックさん。

翌朝、おもちゃをくわえたルックをなでると小さく唸る。
(ため息 )この1ヶ月そうういうことがなかったのに…おもちゃで戻ったか…。

そこで久しぶりに本気の一撃  

ワニさんを取り上げ、隠す。
夜になって、ワニさんをあげると、
またワニさんをかじったまま自分のベッドで寝た。

3日目の朝、母がルッくんをなでても今度は唸らないので、ワニさんはそのまま与えておく。
3日目の夜だった昨夜は、そのワニさんを手放す様子が見えて来た。
ほほう~ルッくん成長したねえ。

それでは長い前置きになりましたが、昨夜のルッくんの様子を見てください。


し、しっぽかじられてます。(ワニ談)


ひゃあ、3日ぶりに噛まれてない。(ワニ談)


で、でも、今度は重たい…。(ワニ談)

次回に続くよー


「わすれられないおくりもの」

2008年08月10日 | 絵本

<ちょっとあらすじ>

みんなが大好きだった、年取ったアナグマ。
かしこくて、困っている友達はきっと助けてあげるアナグマ。
秋が終わる頃、彼が死んだ。
森の仲間達は冬のあいだ悲しみにくれるばかり。
やがて春になり、集まった仲間達は、アナグマの思い出話をするうちに、
彼がみんなに残したたくさんのおくりものに気がつく。

一昨日の夕刊にこの本の記事が載っていて、それを読んですぐにAmazonで注文。
昨日届き、夜読みました。
そして今朝、不思議な夢を見ました。
場所は行ったこともない金沢医大病院、
母がベッドから転がり落ちておなかが痛いと泣いていました…。

21世紀になって、いくつもの身近な死を見てきました。
2000年7月の母の突然の死、2004年10月のテオちゃんのガンによる死、
2004年12月のクリ君のガン死、そして2008年4月のイヴちゃんの、
今思えばガンだったかもしれない死…。

金沢医大病院は、このあいだ読んだ、多田富雄先生が倒れて入院した病院です。
母はくも膜下出血だったので、
おなかが痛くて泣いていたのはたぶんイヴちゃんだったのでしょう。

「長いトンネルのむこうに行くよ さようなら アナグマより」
という手紙を書いたあとアナグマが見た夢が、私には心に残りました。

おどろいたことにアナグマは走っているのです。
目の前には、どこまでもつづく長いトンネル。
足はしっかりと力強く、もう、つえもいりません。
からだはすばやく動くし、トンネルを行けば行くほどどんどんはやく走れます。
とうとう、ふっと地面から、うきあがったような気がしました。
まるで、からだが、なくなってしまったようなのです。
アナグマは、すっかり自由になったと感じました。

看取った母や犬たちがみんな病気で苦しい最後だった
(母はもしかしたらそうでもないかもしれないですが)ので、
アナグマのようにすっかり自由になれることが死であったならば、
楽になってよかったねと思います。

そしてもうひとつ、印象的だったのは最後のページです。
草原に立って「ありがとう、アナグマさん。」
というモグラの上に広がる空にはピンクの雲が流れています。

母が息を引き取ったのは早朝でした。
朝日が南アルプスから昇って少しした頃、弟の運転するクルマに、
前席に父、後席に母を抱いた私が乗って無言のまま病院を出ました。
誰も何もしゃべらなかった。
私は小柄な母を抱いて外を見ました。
その時の空の雲が忘れられない美しいピンクだったのです。
母は生前、自分の戒名に芳雲という文字を入れて欲しいと
お願いしていたことを後で知りました。
あの時の雲は確かに芳雲でした。

そんなことを考えているうちに、また河合先生の言葉を思い出しました。
このブログでも、カテゴリー本と雑誌の「こころの声を聴く」に書きました。

コップが存在するのではなくて、存在がコップしている。
存在が河合やっている。存在が村上やっているというと非常に近寄るものがある

ああ、そうだねと思いました。

存在が母をやっていた。存在がテオ、クリス、イヴをやっていた。
そしてみんな、また存在に戻っていったんだと。
だけど、戻っていったのは存在なんですよね。

実はこれが今日の大発見!!(…遅過ぎかなぁ、また)
存在なんです。無ではない。存在なんですよね。
だから、存在、あるってことなんですよね。

モグラは、なんだか、そばでアナグマが、聞いていてくれるような気がしました。
そうですね…きっとアナグマに…聞こえたにちがいありませんよね。

なんか今日は朝から嬉しいぞ!!
みんなに見守られている気がするぞ!!

…………

ルック君より一言
今朝も昨日の女の子(はなちゃん)に会ったよ。
はなちゃんは僕の前でリラックスしてのびのびしてくれた。
はなちゃんのお父さんも撫でてくれたよ。
いい子でしょ。


僕と母の暑い夏 経過報告

2008年08月09日 | ペット

毎日暑いですね。樹庵の4代目ルックです。
もう、毎日毎日暑くて嫌になるぅ。


庭では、セミの声がすごいです。日中は暑すぎて蚊もいないよ。
こんな暑いところにどうしているかというと…(下の写真を見てね)

しかぁーし、もっと熱いのは僕の母でーす。
僕もこの母に付き合って、1ヶ月以上になりまして、
ただでさえ暑いこの夏を、より一層熱く過ごしています。
とにかく母は、僕の教育に燃えているんです。メラメラ~(聞いただけで暑いでしょ…)

冷え性ルック。たまに外で暖まります。

母はふだんはやさしいんですが、怒ったらおっかないよ。
もう、僕、恥ずかしながらおしっこちびっちゃったことも何回かあるくらいです。
だけど、いい子にしていたらいっぱいなでてくれて、大好きなホワイトチョコをくれます。

お尻の双葉が可愛くてね。(笑)

ルックが我が家に来て6週間が経ちました。
来た時は正直、こんなにひどいとは(笑)思っていなかったんですねぇ。
ほんとにこりゃ大変だと思いました。
この子の過去を知る由もないのですが、
育った環境(保健所から保護した当時5歳で4.2㌔はあまりにも小さい)
そして殺処分する保健所に飼い主が持ち込んだということ、
すべてがトラウマとなって、
人にも犬にも猛烈に吠えて飛びかかるようになってしまったのだと思いました。
この子に罪はないのです。

しかし、これからの人生(犬生?)を私といっしょに歩いてもらうには、
なんとしても人間社会のルールを覚えてもらわなければなりません。
ほんとに、母は燃えています。(笑)

詳しいしつけ法についてはここでは申し上げませんが、
とりあえず途中経過です。
ルックが来て4週間目から本格的にしつけに入りました。
だから今週で3週間目です。
名づけ親さんには完璧に対応できるようになりました。
宅配の人には、とても静かに出来る人と今までの3分の1の吠えで済む人とがいます。
(なんか制服で区別しているような気も…)
でも、全員に対して以前に比べればだいぶおとなしくはなりました。
最初は、噛み付いてやるぞ!!
ってくらいの勢いで飛びかかって吠えていたんですからね。
それから、今朝は初めて他のわんちゃんに友好的な態度がとれて、
女の子がそばに来てくれました。
その後出会ったワンズにもガウはなしでした。
投げたボールを取って来て、「ちょうだい」で出してくれるようになりました。
(何回かしたら、くわえてルックの家に入ってしまいますけど)

…とまあ、そんなところです。
まあ3歩進んで2歩下がるという歩みですが、
なんとか確実に社会性を身につけて行ってくれていると思いたい母です。
アッ、ホワイトチョコは犬用ですので、念のため。