木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

一笑一若

2011年06月12日 | 日常雑感
昨日、出来町通を自転車で走っていると、お寺に貼ってあった紙が目に入った。

一笑一若
一怒一老


座右の銘にしたい名言だ。
すぐに怒ってしまう自分にとって、戒めの言葉でもある。

人はある程度の年齢以上になると、生き方が顔に出る。
アメリカ大統領のリンカーンは、「40歳を過ぎた人間は、自分の顔に責任を持たなくてはならない」と言った。

誰もが、家庭での顔、職場での役割、地域や趣味の団体での役割など、多種の顔を持っている。
社会では、与えられた役をきっちりこなすことが要求される。その際、個性や主観などを押し曲げて、役を演じることもある。
職場では終始しかめっ面をしている人が、趣味のソシアルダンスの集いで、うっぷん晴らしをするかも知れない。職場の鬼も、趣味の場ではニコニコしてるのだろう。
怖いのは、与えられたに過ぎない「役割」がその人、本人になってしまうことだ。
鬼部長が職場を離れても、始終、しかっめ面をしているとしたら、仮面がこびりついてしまっている。
本来であれば、どんな場面であっても「自分」を全面に打ち出したいが、そうできない場合もある。
けれども、いつでも自分を見失いたくはない。
そんなとき、呟くことば。

一笑一若
一怒一老

自分の人生は、自分以外の誰のものでもない。悔いなき生き方をしたい。

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