木村忠啓の大江戸百花繚乱

スポーツ時代小説を中心に書いている木村忠啓のブログです。

鬼、河童に濁流の水飲まされる-1

2007年02月06日 | 一九じいさんのつぶやき
あなたは軽肥満です
先日受けた健康診断の結果にそう記されていた。
若い頃はバンドを組み、髪を長くしていたこの俺が「肥満」。
「ミックの尻」と同じとまで言われたこの俺が。
しがない三流のライターだから生活も不規則、食事もいい加減。
仕方ないさ、とつぶやいた途端に腹が減る。
これだから、太る。
入るものが多いなら、出る方をも多くすればいいことだが、もともと運動音痴な自分。
水泳もジョギングもできない。
第一、スポーツクラブなんてところには通う金もないし、あの雰囲気も苦手だ。
こんな自分にでも何かできるスポーツはないかと、ショップへ行く。
そこで出会ったのアルモンドという耳慣れないブランドの登山靴。
あまりのかっこよさに頭がぼぉっとしてしまった。
「3万2千円です」
レジの女性に告げられてやっと我に返った。
しかし、もう遅い。
「支払いはカードで」
そう告げるのが精一杯だった。
これで当分の間、昼はカップラーメンの生活だ。
40に手が届く男の生活としては、むなしい・・・。
とにかく、大枚を叩いて買った登山シューズ。
無駄にはしては、いけない!
そう力んだのはいいが、職業柄か、書籍を買うと大金を使ってしまう。
地図やらガイドブック、登山入門などを買ったら、さらに1万円近く使ってしまった・・・。

今、わたしが埼玉県の東吾野という駅に降り立ったのはそういう経緯があった。

コメント
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