釣りバカはただのバカ!

崖っぷち人生を送るT-REXの釣りブログ

STORM 『ウィーワート』

2013年02月19日 18時39分53秒 | ルアー
 僕はオールドルアーやレアルアーには特別興味はない。そんな僕のタックルボックスに30年近く今だに1軍ルアーとして居座っているルアーがいくつかある。その1つがSTORM 『ウィーワート』だ。

昔に作られたルアーだが、今でも間違いなくこれじゃなくてはダメな状況は存在する。

 コイツを買ったのは小学生の時だ。小学生だった僕にとって外国製のプラグを1個買うのはまさに清水の舞台から飛びおりるような気持ちで、悩みに悩んで何個かのルアーを手に入れた。今と違い外国製のルアーのほうが高いものが多かったから余計にね。

 この『ウィーワート』の兄貴分の『ウィグルワート』は超有名&大人気で今だにアメリカのプロ達も昔のモデルを大切に使っている人が多いし実際現在もトーナメントのウィニングルアーになっている。時代によってだいぶ仕様が異なり同じ『ウィグルワート』でも人気に偏りがあるようだ。一方『ウィーワート』は知らない人も多いのではないだろうか?がっ、僕の中では圧倒的にこの『ウィーワート』を愛してやまないのだ(笑)

 通常ルアーは最初にでたオリジナルサイズが一番優れていることが多いと思う。だって目指した性能や動きを追求し形にしたのがオリジナルであり、それがよく売れたり釣れたりした結果、そのオリジナルを目標にして作られるバリエーションの1つとしてサイズ違いやちょっとした変更を加えたものが作られるからそうそうオリジナルは超えられない。

 しかし『ウィーワート』はオリジナルよりも優れた部分がある。最大のウリは、最強の千鳥クランクと称される『ウィグルワート』であるが実は『ウィーワート』の方が扁平なボディーの為、より激しくボディーをせわしなく動かし、危うくフラつくアクションバランスも素晴らしい!!小さなボディーで激しくイレギュラーな動き、そりゃ釣れますよ!

ボーンカラーの素材が剥き出しになる位使い込まれ、サスペンドチューンまでされて、オールドルアーマニアが見たら嘆くかな(笑) 

 もちろん『ウィグルワート』が優れた部分もある。(だからこそ『ウィーワート』が廃盤で『ウィグルワート』が現役とも言えるが…)まず『ウィーワート』は飛距離が出ない。そして速く巻きすぎるとバランスを崩してしまい一回転してしまうことが結構ある。その点『ウィグルワート』は速く巻いても「千鳥バランス」を絶妙に保っている。一般的には『ウィグルワート』のほうがトータルバランスが優れていると言える。

 しかし、僕の行く釣り場は飛距離よりもアキュラシーが優先されるフィールドが多いし、あの小ささで唯一無二のアクション、食い気のないバスもリアクションで食わせてしまう能力、そして何よりも何にも当てずボトムにも付けないで中層のただ巻きでバスを魅了してしまう実釣能力の高さから『ウィーワート』が今だにタックルボックスから外されることがないのだ!

 どこのフィールドでもよく釣れたが、すぐ前を流している船の後ろからこいつでまくってやったり、相方が前でワームを使いノーバイトの中リアシートから数十連発したこともある。とにかくよく釣れるルアーなのに廃盤で手に入らないのは本当に残念だ。せめてこれに近いルアーでもあればいいのだがそれもない今、手元にあるコイツを使い続けるしかないのだ。

こんなにボロボロになってるのに、シルバーとブルーのマジックペンでヌリヌリされ、まだ酷使され続け隠居させてもらえない(笑)

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