皇室とは縁があるようだ。
そうか、くわちゃん、やっぱし高貴な血が流れてるんだ。なんか品があるというか所作に雅をかんじるっていうか、 ちょっと違うなと思ってたんだ。・・・・
そう、 そうかな、
いやいやそうではない。 私いたって平民、長屋の与太郎のような愚かで卑しいものでございます。
縁があるというのは、たんに現天皇陛下様と二度遭っているのだ、それも参観に行ったとかじゃなく、偶然、たまたま。
仕事を転職した時、退職時と入社までにタイムラグが出来た。 時は三月、まるまる一ヶ月。 これからあまり長い休みは取れないと、通勤用に買った自転車で旅に出た。 山登りのテントや寝袋を荷台に乗せて。
西へ・・・・・・・・・・・・・・・
まだ冬型の気圧配置が残り遠州の空っ風に悩まされながら、西へ西へ。 愛知県を過ぎ、三重県に着いた。 そうだな、修学旅行以来、京都に行ってないな。 「そうだ京都に行こう。」
京都というのは盆地だ、山に囲まれているのだ。何処か峠越えをしなければ京都にはたどり着かない。 ろくな地図も持たぬまま、旅にでたので適当に山道の急坂をヒイヒイ言いながら自転車を漕いだ。
まだ山には雪が残っていた。やっとの思いで峠に着き。下りが始まった。 う~ん楽ちん楽ちんと降っていったのだが、寒さで手がかじかんで、ブレーキをかける事が困難になってきた。 ヤバイよヤバい。 前ブレーキは危険なので、左手をしゃぶり、なんとか温め、ブレーキをかけた。ようやくスピードが落ちて事なきを得た、死ぬかと思った。
里が見えてきた、しかし京都市街へ向かう道がわからない?? 道路に立っていたお巡りさんに道を尋ねた?あんまりよくわからない・・・・
また、お巡りさんがいたので、道を尋ねた。
よく見ると一定間隔でお巡りさんがいる?
そのうちに沿道に日の丸の旗を持った人達がたくさんいた、そしてお巡りさん。
あれえ、僕を歓迎してるの、うっふ。
どうも様子がわからないので、尋ねてみたら。 「あんた、なに言ってるの、皇太子さまがお見えになるのよ!。」 あ、そういう事でしたか・・・・・・・・・ お巡りさんに自転車を止められた。
僕は、のちの天皇陛下に初めてお逢いした。
続くのだよ・・・・・
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