7/2旅人 

山と旅が好きです。

2021年03月01日 | 独り言

藪こぎは、辛いものだ。

どんな登山形態でも適期があって。 藪こぎは、暑い時期、春の虫が増える時期はやめたほうが良い。

真冬の時期は藪こぎ向きなのかな^ー^

しかし、地図読みとコンパスは必須!

最初は登山道から、5mか、10m離れて歩いてみるのも良いかもしれない。

安全第一だけど・・・

藪こぎグレード。 面白いものを拾ったので引用させて頂きます。m(_ _)m

『群馬の山歩き130選』の藪漕ぎグレード

1級:腰から胸までの薮で、周囲の見通しは良好、楽しむ感じ。

2級:普通の薮。手でかきわけて進める。見通しも悪くなく、不安はほとんど感じられない。

行く手も良く見渡せる。 3級:手だけでは漕げず、足の力も借りないとかきわけられない。手足に傷が出来うっとうしさを感じる。

4級:前方視界2、3m。グループで行っても頼れるのは自分だけ、顔にも傷が出来、疲労と不安が交互に来る。大幅なタイムロスが気になり出す。

5級:足は地に着くが、力関係は薮の方が強い。焦りが頭を駆めぐり、傷の痛さも忘れてしまっている。山登りに来てしまった事を後悔する。

6級:手足とも地に着かず、樹中でもがくだけ、時速50mの世界で、目の前は真っ暗。完全なパニック状態。

hははh、面白い! 僕だけか・・・

Ⅰ級:自然に出来た踏み跡で歩きやすい。

Ⅱ級:両手を使い始める。

Ⅲ級:本格的なヤブ。

Ⅳ級:非常にきつく、ヤブをこぐ気力を失うようなところ。

Ⅴ級:自分が過去に体験した中で最もひどい部類のヤブで、その中に入ると身動きできなくなるようなところ。

Ⅵ級:自分がいまだかつて体験したこともないような猛烈なヤブ。 これを書いたのは細貝栄さん。 伝説の登山家である。

引用させて頂きます。

「僕の荷物というのは、背負子に食糧を入れた一斗缶をつけ、さらに大きな袋とキスリングを縛りつけているので、まるで洋服ダンスを担いでいるようなものだ。その格好でⅤ級の藪に飛び込むと身動きできなくなり、時には発狂するほど苦しくなる。」地図上の平面距離で290キロもある那須から浅間を、単独・ノンサポート・ノンデポで大縦走したときの激しい藪コギの様子を綴った一節だ。このほかにも、南アルプス全山縦走(冬期26日間)、日高山脈全山縦走(積雪期33日間)や断食山行など、ある意味自虐的とも思えるような山行をくり返し展開した。 「290キロもある那須から浅間」地図開いてみると! う、ちょっと強烈すぎ。凄すぎだあ!

 

2021年02月19日 | 独り言

 

さて前回の続き

ゲルに落ち着いた、しんしなーと僕は、上席らしき場所に座った。

しんしなーは特別な交渉したの様子は無く。

自然に此処きてしまった感じなのだ。

カザフの人々は遊牧民である。

遊牧民は客を手厚くもてなしてくれる。

(何の前触れもなく訪れる旅人は神様が使わした贈り物である。)

そして旅人は大切な情報源だった。

遊牧民は家畜だけで、生活しているわけではない。

塩や香辛料、小麦などを、山羊やバターと交換する、交易民族でも有る。

そして戦いとなると馬に乗って戦う遊牧民達は、最強の騎馬軍団となる。

鉄砲などが無い時代、無敵の機甲軍団だった。

夕闇がせまってきた。 なにやら動物の断末魔が・・・

そして夜、晩餉が始まった。

家長が、僕としんしなーに料理をよそってくれた。

それは、肝臓だった。レバーが一番のご馳走なのだ。

ありがたく頂戴した。 カザフの人達の言葉は解らない?

しかし、しんしなーと僕は谷の奥へ行きたいことを伝えた。

翌朝、また馬が用意され谷の奥へ。

だんだん傾斜がキツくなってきたので。

僕には都合よく馬はスピードを上げない。

2時間ほど進むと、おチビと兄ちゃんは此処までだよ! 

って感じで馬を降り僕たちにサヨナラをした。

そうだねもう標高は3000m超えているだろう。

しんしなーと僕は、まあ行けるところまでと歩き始めた。

「タッカー はりー 早く来い。」 無茶いうな、しんしなーの身長は190cm以上はあるだろう。

手足も僕1、5倍はありそうだ。 しんしなーが二歩進むと僕は三歩進まないと追いつかない。

凸凹コンビは谷を登りつめ峠に立った。 そこから、雪と氷の世界だった。

二人は口をあんぐり開け、景色を見入った・・・

もちろん僕らは登山許可など持っていない。

此処までだね、としんしなーと僕は、ゆっくり降っていった。

この活動日記を書くに当たり、ちょっと調べたら。 此処はすっかり観光化されたらしい。

皆、スマホや端末を持ち情報を得、いろいろな物欲に悩んでいるのだろう。

もう素朴な彼らには逢えないかもしれない。

旅人の勝手な言い分だけど。

僕らは世話になった、人達に僅かな金銭を渡した。

あんまり嬉しそうでは無かった。

山を降りて、荷物を調べたら。

僕の一リットルの鍋が無くなっていた。 やりやがったな・・・

でも、不思議と腹は立たず。

お金なんかより蓋の付いたアルミ製の鍋のほうがよっぽど良かったんだ。

今でもあの鍋が、あのゲルで使われていたら と思うと。

なんか嬉しく。

僕は今でも、お腹の中でクスっと笑ってしまうのだ。^ー^

ごちそうさまでした。 ありがとう、美味しかったよ。

 

ゲルの中は暖かい。 そしてそこに住む人達も温かい。

山羊君も付けているよ、マスクをしよう!!


襲歩

2021年02月06日 | 独り言

さて前回の続き バスを降りた、湖の先に雪を被った山が見えた。

あれがボコダ峰かな天山山脈の東の端だ。

あれ、しんしなーが、いない何処行った??

すると、しんしなーは馬に乗って戻ってきた。

「タッカー馬に乗れよ!はっはh」

外国に行って自己紹介すると僕の名字クワバラ というのとても発音しづらいらしい。

名前のタカユキのうち最初のタカは発音しやすいらしく。 たいがい、「こーるみー タカ」と言っていた。

だから、しんしなーはタカ、いやタッカーと僕を呼んだ。

「俺が交渉した、問題ない、馬で行こう」

「OK!」って 俺、馬乗れないし_| ̄|○

あと2頭の馬が現れた。

中学生位の子と小学生低学年の子供が馬に乗っていた。

チビのほうが僕に馬に乗れと促した。

そうか、おチビが僕、担当なのね。

どうせ通詞ないけど言った。 「いいかい、僕は馬に乗れない、解る、乗れません!」

ふっ なにやら軽蔑の眼差し・・・

谷の奥へ馬は進む、幸いポクポクと馬は進んだ。

僕の乗ったお馬さんも、すぐにコイツ馬乗ったこと無いじゃん!

と見抜き、いやいや歩いていた。

樹林帯を抜け、草原状になった所に出た。

するといきなり、ハアーハイ!と掛け声よろしく、馬は走り始めた。

僕以外の馬が・・・ あれ、あらりゃ ちょ、待て・・・・・・・・

100m程離された、チビが気がついて引き返したきた。

まったくもう厄介な奴と目が語っていた。

そして僕の後ろに回り、ハイ!ヤアーと僕の馬にムチを入れた。

やめろお~ ダメダメ、ダメ。 馬は疾走し始めた。

ポクポク歩いていた僕の馬はパカッパッカと両足を交互に走り始めた。

この後は地獄だった、なんとか振り落とされまいとロデオ状態。

やめれ~だから~馬には乗れないって 言ってるじゃん_| ̄|○

その後も森林帯はユックリ、僕にはピッタリ^ー^

草原は、激走、地獄、襲歩はやめて・・・・・

そして今晩の宿ゲルに着いた。

 

なんか長くなりそうだ、続きまするm(_ _)m ※ゲル 遊牧民の移動式住居のことだ。

おチビは不思議に思ったのだ。 馬に乗れないなんて?? もっと小さな頃から乗っているおチビは納得出来なかったのだろう。

ブレスオブワイルドでは上手く乗れたのに・・・・

 


はおぶはお

2021年02月02日 | 独り言

今は昔

僕はシルクロードにいた・・・

そして天山山脈を見てみたかった。

天山山脈に近い、一番奥地に向かうバスを待っていた。

すると、奴が現れた、人混みの中頭一つ出ている。

背が高い外国人だ、奴はなにか叫びながら、こっちに来る。

はおぶはお

はおぶーはお

うん?ハオブハオもしかして、好不好。

そう彼は、バスのチケットを見せ「此処で良いのか?」

と訪ねているのだ。たぶん?

近寄ってきた奴は僕にもチケットを見せ、好不好?と聞いた。

僕は何語もろくにしゃべれない、けど旅に使う言葉、心情は解る。

一言 僕は好! と答えた。

みんなは、この背の高い外国人を気味悪がり。 僕が初めて答えてくれたのを喜んでいるようだ。

奴は自分を指さし しんしな~ と言った。

はい?? さっぱり解らない。

何処の国の人だかわからないので、聞いてみた。

いんぐりしゅ?

久しぶりに英語らしきものを聞いた奴は大喜びで喋り始めた。

早口でよく解らないが おれはニュージーランド人だぜ!一人で旅をしているのだ。あーはっはh という事は解った。

そして、バスに乗りその谷の奥地へ行く事、僕と目的地が一緒のようだ。

お互い名前を名乗ったのだが、発音が難しいので、しんしなーと呼ぶことにした。

天山山脈の見える谷間への旅の始まりだ。 続きまする・・・

※ニュージーランド 中国語で、(しんしなー)と言うそうな まあ、僕にはそう聞こえたのだ。


床屋

2021年01月28日 | 独り言

現職を辞して、在宅ワークに変わった。

現職を辞める時に決めていた事があった。スキンヘッドにすることだ。

現職は人と逢う機会が多かったので、最低限の身なりを整えた。

 

一ヶ月おき位に床屋に行った。 子供の頃から行っていた床屋だ。

ある日その床屋に行って散髪を・・・

隣に一人、オッサンがいた。 僕は、いつもと同じにしてと言った。

そしてもう一人のお客さんが入ってきた。 ほとんど毛は無い・・・ 耳の上と、うなじに少し毛が生えていた。

すると、となりのオッサンが。

おー よっちゃんかあ、

おメエその頭でなにしにきたの~ まさか、ちょっとすいてくれ、なんて言わねえだろうな!

やめろー嫌がらせは。。。。はははっっは・・・

よっちゃんは、激怒した。

う、うるせえ~~~ と僕に、掛けられた白い布を、僕に被せ出ていってしまった。

三秒後、床屋にいた全員は大笑い。 床屋の大将は笑いながら・・・ 今はのは、まずいっしょ、あ~ハハッは。

しかし・・・・これで良かったのだろうか??

まあ、なにはともあれ、二年前僕はその床屋に行った。 スキンヘッドにした。

そしてメリット、デメリット。

メリットは 何時でも何処でも、水道で頭を洗える。 ドライヤーはいらない。

デメリット 熱い、寒い、中途半端に生えているとTシャツが脱げない。

二日、三日おきに剃らないと、みっともない。 かえって、手入れが大変なのだ。

で、今三日おきに頭を剃っている。