たびびと

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蚊の侵入経路

2013年05月03日 | ホンジュラスの風
「これだーーーー」

ときどき、侵入不可能なはずの蚊が、かやの中に入っていることがある。

ベッドに入り、うとうととしかけたその瞬間、

プーン

耳障りな蚊の音。


ホンジュラスの蚊も日本と同じ。
同じ音をたて耳に接近。安眠妨害をする。

手で払って静かになったかと思うと、また接近。
このままだと眠れない。

どうするのか?

眠い目をこすり、かやの外に出て、部屋の電気をつける。
そしてベッドにもどる。

ジッと横になる。

蚊が接近するのを待ち、視野に入った時点で追撃する。

最後に電気を消し、穏やかな眠りにつく。


「かやに穴はあいてないのに、一体どこから入ってくるんだろう?」
いつも疑問だった。

かやに入るときは細心の注意をはらう。
出るときもしかり。

だとするといつ…



ベロニカの掃除を見ていてわかった。

掃除をしている間、かやの下の部分をベッドの上に持ち上げる。
その間に、蚊がベッドの下に侵入。

部屋の掃除が終了したときに、彼女はかやをもとにもどす。
そのときには、蚊はみごとに、かやの中。


長い間の疑問が解決できて、うれしかった。


ベロニカにじっくりと説明する。

「掃除をするときに、かやは持ち上げないでいいよ。

かやが上にあるときに、蚊がベッドの下に入るんだよ。

掃除が終わってかやをもどすときに、どうなるかわかる?」

彼女は少し考えて、言った。

「かやの中に蚊が残ってしまうわ」

「そうんなんだよ。だから、時々夜、蚊がうるさくて眠れないことがあるんだよ」

ベロニカは笑っている。
責任は感じていないようだった。

ホンジュラス人はベッドにかやなんかしていない。

「どうして日本人はかやが必要なんだろう」
と思っているのかもしれない。


「一週間に一度くらいは、ベッドの下が汚れるので、もちあげて、ベッドの床下を掃除してもいいよ。

だけど、蚊が入らないように、よーく注意してね」

お願いをした。

さてさて、効果はいかに…


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