たびびと

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フラクタル構造の神秘

2012年12月31日 | こころの旅
知的障害者の世界をみてみよう。

何らかの障害で、一般的な考え方ができない。
行動、思考が制限されている知的障害者。


そんな彼らの世界でもフラクタル構造が見られる。


食事の時間、休憩時間の様子をよく見てみる。

精神不安定な、自殺を図ったことのある知的障害者の女性。
彼女は、食事の時間、休憩時間になると、より重度な知的障害者の女性の世話をする。

フルーツを一口大に切り、スプーンを口に運ぶ手伝いをする。
手助けをする彼女には、至福の表情が見られる。


自らが支援を受ける知的障害者の世界にも、このような助け合いの世界があることを発見したのは驚きだった。

社会のフラクタル構造は、知的障害者の中にも反映されていることがわかる。




開発途上国の人々はどうだろうか。

政治家の汚職を強くののしる人が多い。

新聞、ニュースで報道される汚職、贈賄事件は、氷山の一角であると彼らは主張する。

開発途上国では、発展途上国に有利な法案を通すために、大臣、高官たちが、特別な接待を受けることがあるようだ。自分の国に不利となり、相手の国に有利となるような法案を通すことがあるのかもしれない。

多きなプロジェクトにともなう大量の資金。
ある程度は、やはり、一部の人々のふところに入るのかもしれない。




開発途上国の中の、一般市民の傾向をみてみよう。

持てる者からは受け取れという気持ちが強い。

例えばドライバー。
運転手なので、出張に同行をする。

ともに立ち寄るレストラン。
日本人職員の支払いに慣れている運転手。かなりの高額なものを、遠慮なく注文する。

スーパー、市場でのぼったくり、万引き、強盗などが身近な社会生活。
道で落ちているお金は警察に届くことはない。

このフラクタル構造になり、政治家たちの汚職なのかもしれない。

市民と高官の違いは、ただ、扱う金額がちがうだけ。
やっていることは、根本的に同じなのかもしれない。

全員がそうではない。
正直な人もたくさんいる。

その割合が、汚職の頻度、度合に反映されているのではないだろうか。




日本はどうだろう。


会社の消耗品であるボールペンなどの文具がいつのまにか私用になってしまう。

些細なことだ。

政治家、汚職に関わる大会社の社長は、単に取り扱う資金、ものが大きかっただけ。
彼らにしてみれば、ボールペンを私物化してしまう程度の感覚なのかもしれない。




心の中のちょっとした思い。

「もう少し多く貯蓄、貯金をしておけば安心だ」

一人ひとりの心の中の世界が、外の世界へ映しだされ、世界各地の食糧危機、貧富の格差などの国際問題を生み出しているのではないのだろうか。


エックハルト・トールの著書には、この思考の世界について、そして、そこから自由になる方法についてが書かれている。

「真の自分を思考と同一視しないこと」
これが自由へのキーとなる。



多くの方に楽しい旅をしていただければと思います。
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