たびびと

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食事の考察 寝台列車

2010年04月06日 | トルコの風
トルコのオリエントエクスプレスレストランでの夕食後、寝台車へスーツケースを運び込みます。ギリシャへ電車で移動するためです。
トルコの素晴らしいガイドさんにお別れのお礼の挨拶に行く力もなく、電車に荷物を積むと、すぐに個室ベッドに横になりました。

旅物語おすすめ13大ポイントの一つ。
「トルコからギリシャへは人気の寝台列車「フィリア・ドストリック(一等個室)で国境越え!」

寝台電車に乗るのは初めてです。「一等」という言葉に豪華な個室を期待していました。
ところが列車の中に入ると、個室は4畳の広さもありません。
2種類の部屋がありました。僕の部屋はベッドが固定式。ベッド開閉式の部屋は更に狭い感じです。

もしこのツアーに参加する方がいらしたら、あまり豪華な個室を期待しないでください。
「こりゃ3等だ」
がっかりした参加者が笑いながら言いました。

でも心配はいりません。眠るには何も問題ありません。部屋も一応清潔でした。小型の洗面台がついており、歯みがきなどは個室でできます。トイレは共用。シャワーはありません。

一晩中熱が出ていました。
車中、ギリシャ入国のための何回もパスポートなどの確認があったようですが、妻が対応しました。僕は何も覚えていません。

朝目が窓から差し込みます。自然に目が覚めました。
外を見ると黄色い花畑が広がっています。のんびりとした田園風景。そこはもうギリシャでした。

そのときは、何とか椅子に座れるまでに体調は回復していました。
前日の夜に配られた、チーズとハムが入ったフランスパンをかじります。何とか食事もできるようになっていました。

こうして食中毒の危機は去っていきました。