「慰安婦本」裁判、有罪判決を破棄=名誉毀損、韓国最高裁「無罪の趣旨」(時事通信) - goo ニュース
2023/10/26 12:57
【ソウル時事】韓国最高裁は26日、「帝国の慰安婦」の著者である世宗大の朴裕河名誉教授が元慰安婦の名誉を傷つけたとして、名誉毀損に問われた訴訟で、有罪とした二審判決を破棄し、ソウル高裁に差し戻した。最高裁は「無罪の趣旨」だとしている。二審のソウル高裁は2017年10月、一審の無罪判決を破棄し、罰金1000万ウォン(約110万円)の有罪判決を下した。朴氏と検察の双方が上告していた。
最高裁は、二審が有罪とした表現について、朴氏の「学問的主張や意見の表明と評価することが妥当だ」とし、名誉毀損罪で処罰するほどではないと判断した。
元慰安婦らは14年6月、「日本軍と同志的な関係にあった」などの表現で名誉が傷つけられたとして、朴氏を刑事告訴。検察が15年11月、「元慰安婦の社会的評価を著しくおとしめ、学問の自由を逸脱した」として在宅起訴した。
元慰安婦が朴裕河(パク・ユハ)氏の著書「帝国の慰安婦」が名誉棄損だと訴えていた裁判。
一審は無罪。二審は罰金1000万ウォンの有罪判決でしたが、
最高裁は名誉棄損には当たらないと有罪を破棄し高裁に差し戻しとなりました。
ちょっと分かり難いですが、これは無罪を意味するそうです。
聯合ニュースでは次のように報じています。
朴さんは慰安婦は売春婦であり(旧)日本軍と同志的関係でもあったと著していますが、
これが名誉棄損だと元慰安婦が訴えていたものです。
事実を書かれて悔しかったでしょうし、今までの自分たちの主張が否定され、
いわば嘘を付いたと言われたようなものですから、訴えたくもなるでしょう。
一審での無罪は表現の自由を認め、内容が事実かどうかを争ったものではないようですし、
最高裁の差し戻し判決も朴氏の著書での表現が事実かどうかまで踏み込んでいない様に思います。
しかし、これで韓国社会で従来の慰安婦についての誤解が解ける切っ掛けになればと思います。
また同日の最高裁では対馬の観音寺から盗まれた仏像は観音寺の所有だと認める判決がありました。
これも妥当な判決だと思います。
ところが、ところがですよ。
日本の最高裁では性同一性障害の人が戸籍の性別変更をする場合、
現在手術が必要としている事は違憲だとの判決を出しています。
これはLGBT理解増進法成立が少なからず影響していると考えられます。
この問題については先行している欧米では女性の安全が脅かされる事案が報告されています。
にも拘らず、日本ではバスに乗り遅れるな、ではありませんが、拙速に法整備をしてしまったとの感があります。
今後、様々な影響があり、社会が混乱する可能性もあります。
こんな事こそ、十分な議論が必要でした。
それを、自分は差別主義者ではない、とのアピールをしたいのか、
この法律に反対の意思を示したり、退席や欠席をした国会議員は極少数でした。
保守層の支持が多い自民党でさえ、これですからガッカリでした。
考え過ぎだとか、偶然だと言われるかもわかりませんが、
何か安倍さん暗殺事件以降、国会議員 特に自民党議員の考え方が変な方向に行き、
それに伴い、日本社会も妙な事になってきていると感じます。
時々、こんな時安倍さんならどうされただろう、とか、
安倍さんがご存命だったらもっと違っていたのではと思ってしまいます。
また自民党議員には総裁が岸田さんで良かったのか、
本当に岸田さんは信頼できる総理総裁なのか、そんな事を考えます。
日本の裁判所では最近、妙な判決が続いていると感じます。
そんな中、韓国の最高裁では日本にとって朗報と言える判決があり、
少し、気が晴れました。
皆さんはどう思われますか。