
政府は、2019年1月1日に皇太子さまが新天皇に即位し、同時に元号を改める検討に入った。
新元号は改元の半年以上前に公表する方向だ。
平成30年(2018年)の区切りで天皇陛下の退位を実現するとともに、国民生活への影響を最小限に抑えるため、新元号は元日から始め、事前に公表することが望ましいと判断した。政府は一代限りの退位を可能にする特例法案を20日召集の通常国会に提出する方針で、陛下の退位日は政令で定めることを法案に明記する。
陛下の退位日を定める政令は、閣議決定前に、皇族や首相、衆参両院の正副議長、最高裁長官らがメンバーを務める皇室会議に諮ることも検討している。
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天皇退位に向けてどんどん進んでいますね。
陛下が「平成30年まで」と仰っていたのでその方向に進んでいるのでしょう。
昨日の産経新聞で大きく取り上げられていましたが、
菅官房長官は「承知していない」と否定?のような発言でした。
立場上、肯定も否定も出来なかったという事でしょうか。
退位発言はNHKが、今回は産経新聞がスクープのような形での報道ですが、
順序としてはどうなんでしょう。
昨日は産経新聞のニュースを見て色々考えました。
【天皇陛下の譲位】新元号は平成31年元日から 皇室会議を経て閣議決定へ 法案提出は今年5月連休明け
平成31年元日、国事行為である「剣璽等承継の儀」(三種の神器等引き継ぎ)と「即位後朝見の儀」(三権の長らの初拝謁)を宮中で行い、官房長官が速やかに新元号を発表する方向で検討
一応「検討」と書いていますね。
平成31年元日に諸々の宮中儀を行い、その後新元号の発表なら
新しい元号に変わる儀式が終わるまでに生まれた子供は平成31年生まれで
その後、1月1日午前9時頃以降に生まれた子供は次の元号?
そしたら平成31年生まれってものすごくレア、貴重な人になるかも、
とか思っていました。(※昭和64年生まれの人は少ないのでしょうね。)
でも今日の報道でそんな事にはならないようですね。
だから産経新聞の「平成31年」はあり得ないって事です。
今上陛下は「天皇は象徴」となって初めての天皇で
象徴とは何か、象徴としての務めは何かと、ずっと模索されてこられた
との声を聞きます。
しかし昭和は64年間続きました。
今上陛下の倍の長さを在位された昭和天皇です。
その間、君主から象徴へお立場が変わりました。
二つのお立場を経験されているので余計に「象徴天皇とは」とお考えになってこられたと思います。
それこそ模索されてきたのではないでしょうか。
そんな昭和天皇を身近で接してこられ、今制度を変えたいとのお考えの今上陛下。
時代が違い、国民の考え方が違ってきているとはいえ、
昭和天皇陛下が終身陛下でおられたことを否定なさるという事にならないのでしょうか。
年齢により心身ともに衰えてくるのは当たり前の事。
高貴な方でもそうでない者も、個人差はあれども同じく平等に衰えが来るのです。
ですから、極端な話、皇居でお静かにお過ごされて頂くだけでいいのです。
それまで祭祀優先で公務は徐々に減らしても誰も非難しないでしょう。
それよりも皇太子殿下への継承がスムーズに出来るかが心配です。
本当に天皇としての祭祀、公務が出来るのかどうかが心配なのです。
宮内庁のHPをご覧になった方は皇太子殿下と秋篠宮殿下の公務の差を感じられると思います。
急に天皇としての務めが出来るのでしょうか。
一応、2年間の猶予があるとは言うものの、とてもとても心配なのです。
いずれにしても今上陛下は現行法での対処を選ばず、法律を変えた天皇となりそうです。
天皇の政治介入を憲法で禁止しています。
しかし、教育が行き渡っていないのか一般人の多くは
「ご高齢なのだから陛下が仰るように退位して頂こう」とか
「80過ぎのおじいさんを働かせるのは人権侵害だ」などと勘違いしている人がなんと多い事か。
テレビに出ているコメンテーターでさえも。
現行法で対処するという意見が少数派のようですから、
平成は30年までとなりそうです。(私は現行法で対処すべきだと思いますが)
これで現行法では政治介入した最初の人物が平成天皇となり、
歴史に残る人物になるのではないでしょうか。
なくとも、とばし記事なら政府が否定すると思えるので、と希望的観測です。
産経 は皇室記事は元々、信憑性に懐疑、読売 は女系女性天皇推し、朝日、毎日は言うまでも
なく、の基準にしてます。
今上のご成育過程からすれば、同世代の価値観となんら変わりがないのかも知れません。
生まれながらの皇太子のお立場、民間妃を選ばれての価値観、露出度に"象徴"を意味付けられてます。
ある意味、恒久法を望まれるは独り善がり、自己完結すら、後世の皇室を方向づけ様との意図が
見える様にも感じ、ご自分がされた様に、後々も同様に"お声"をあげれば、の前例となり得る事
としての可能性を示しました。
端的にいえば、なぜ、潔く身を委ね、差し出されないのでしょうか(人権意識でしょうか・・)
"天皇"である事に廉潔さより、ひ弱さを見せられたようにも感じてます。(権威と権力は証明済みですが)
ネット上では、東宮の"人工膀胱"ではと、取り沙汰されている昨今、DNA鑑定はじめ身辺の諸々、
覆い隠されてしまうのでしょうか、と疑念ばかりの次代です。
===皇室会議メンバー(継承省略)2016年(平成28年)10月24日現在の構成員。====
文仁親王(皇族) 正仁親王妃華子(皇族)
大島理森(衆議院議長) 川端達夫(衆議院副議長)
伊達忠一(参議院議長) 郡司彰(参議院副議長)
安倍晋三(議長・内閣総理大臣)
山本信一郎(宮内庁長官)
寺田逸郎(最高裁判所長官)*菅 内閣任命 2018.1. 8 退官予定
櫻井龍子(最高裁判所判事)*福田内閣任命 2017.1.15退官予定(前歴 労働省女性局長等)
(↑予備議員として、岡部喜代子(最高裁判所判事)*鳩山内閣任命 20193.19退官予定
公務を殆どしていない殿下と誠心誠意公務に取り組む殿下。
誠心誠意取り組む殿下に次代の天皇に即位して欲しいというのが人情というもの。
でもそうはいかないのですよね。
皇位継承順位は余程の事がない限り変えられません。
以前はヤフオク事件が大問題にならないかと期待していましたが
時効を迎えてしまいました。
今度は皇太子殿下の病気疑惑がありますが、デマでしょうね。
後2年で皇太子殿下が即位するでしょう。
そう考えると憂鬱です。