よみがえった…「奇跡の一本松」復元作業(読売新聞) - goo ニュース
東日本大震災の津波に襲われた松原の中でたった1本だけ残った後、枯死した岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」の復元作業が6日行われ、半年ぶりに全体の姿がよみがえった。
大津波に耐え、復興のシンボルとして被災者らに慕われた一本松は、枯死が確認されたが、保存のため昨年9月に伐採された。高さ約27メートル。根元から3分割され、それぞれ防腐処理などが行われた。6日午前、最上部の枝葉がついた部分のレプリカがクレーンで据え付けられた。
作業を見守った市民団体「高田松原を守る会」の鈴木善久会長(68)は、「皆さんの温かい気持ちでここまできた。住宅の再建が進まないなど復興は遅れているが、再び被災者を元気づけてほしい」と話した。
今後、周辺を整備して献花台などを設ける。市は事業費1億5000万円を募金で賄う計画で、2月末現在、8775万円が集まっている。
東日本大震災から、もうすぐ2年です。
2年もたつのに、まだまだ復興が進んでいないようです。
それだけ、被害が大きく、それが広範囲にわたっていたとも言えるでしょう。
また、復興予算の使いみちに多くの問題もありました。
今の時点でも、まだまだ更地が多く、移転事業も進んでいません。
移転といっても、場合によれば高台の整備など大規模なものでそれだけ予算も必要になります。
そんな時、1億5000万円もの募金を使って「奇跡の一本松」のレプリカは必要なんでしょうか。
それだけのお金があるなら、もっと現実的で被災者たちの生活環境がよくなることに使えなかったのでしょうか。
後世に大災害の事を伝えようという意志はわかります。
あの松を見て、励みになる人もいるかもわかりません。
でも・・・・。
でもまずは被災者の方たちの生活が大事だと思います。
本当に落ち着いて暮らせるようになってからでも良かったのではと思います。
被災地の方が気分を害されるかもわかりませんが
敢えて言わせていただければ、
松の樹皮は本物だそうですが、葉も枝も松ぼっくりも幹の中も作り物です。
無理やり復元したという感がします。
出来れば、記念碑の様なものでもよかったのでは、と思いますが
被災地の方はどう思っているのでしょうか。
もう本体は出来上がり、設置するだけのようですので、今さら言っても始まりませんが、
専門的な技術も必要なためなのか、神奈川県や兵庫県の業者が請け負ったとも聞きます。
地元企業が請け負ったら、地元の経済活性にも役立ったと思いますがその辺も残念です。
お礼が遅くなり、申し訳ありません。
私と同じ意見の方がいたと思うと、安心しました。
その後、あの1本松は地域に馴染んだのでしょうか。
折角全国からの寄付等で復活させたのですから、
地域の方々の励みになっていれば、と思います。
それと同時に被災者の方々の生活が向上していなければ、
1億5千万円の使い道として間違っていた事にもなるのではないでしょうか。