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日々気になる事を記します。共感してくださる方もそうでない方もちょっと立ち止まって考えて頂ければ、うれしいです。

武田邦彦氏のブログより 新米は食べられるか? その顛末  2011.11.29

2011-11-30 09:42:41 | リンク
武田邦彦(中部大学)

新米は食べられるか? その顛末


2011年の新米ができたとき、福島県は「コメは汚れていない」と安全宣言をしました。その時、このブログでは、「新米は来年まで待った方がよい」と書きました。

新米が汚れているかどうかは「政治の問題」ではなく、まぎれもなく「科学の問題」です。科学は「データ」だけでは判断しません。私が「新米は注意」と言ったのは、今までのデータでは「どのぐらい畑が汚れていたら、お米はどのぐらい汚染される」という「移行率」のデータがあるからです。

科学は、1)データをウソ偽りなく、詳細にとる、2)そのデータが過去の知見と合致するかどうかを見る、3)合致したら一応、データが正しいとする、4)合致しない場合はペンディングとして再実験する、というのが普通だからです。

福島の新米は安全なはずはないのです。これは農家の方が「懸命にやった」という人間的なこととは無関係で、汚染された畑からセシウム、ストロンチウムが稲に移るのは科学の問題です。 また、悪い人は東電であって、汚染米を買わない消費者でも、汚染米を予測する私でも無いのです。

また日本人の誠意という点から考えてみましょう。福島県はコメの安全宣言を出してから、危険なコメが多く見つかっています。それも暫定基準値です。だからすっかり信用を失いました。人間にとって間違ったことを言って信頼を得るのは困難です。誠実になってください。
・・・・・・・・・
安全宣言をしたコメが汚染されていたのですから、当然、福島のコメは汚染されているということになります。それも政府の暫定基準ですから、子供には危険な1年5ミリの被曝を受けます。また福島産のお米を宮城産と偽って販売していますから、宮城産もダメということになります。

すでに稲を植えるときに畑を耕してしまったので、あと30年、泥沼のようなコメ作りになる可能性があります。農業の人は「苦労しているからみんなも汚染米を食べてくれ」という考えから、「生活は政府に補償して貰い、汚染米を出さない」ということに変更して貰いたいと思います。

できれば、1年5ミリではなく、日本の法律(これまで日本人を被曝の被害から守ってきた法律)を守って、外部被曝を含んで1年1ミリにしてください。それを福島から率先して実施して貰いたいと期待します。事実は覆りません。

(平成23年11月29日)



事実は事実です。

これが武田氏や良識ある専門家の警告を無視した結果です。


政府には的確な判断と素早い対応を求めます。

同じ過ちを繰り返さないで貰いたいのです。

それが国民の生命と財産を守る義務であり、使命だと思います。






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