北京五輪対応「日本の立場で考える」=岸田首相(時事通信) - goo ニュース
2021/11/19 10:04
岸田文雄首相は19日、バイデン米大統領が北京冬季五輪の「外交ボイコット」検討を明らかにしたことについて「それぞれの国においてそれぞれの立場、考え方がある。日本は日本の立場で物事を考えたい」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
中国の覇権主義も批判するに値しますが、それ以上に問題なのがウイグル人への人権弾圧ジェノサイドです。
民主主義国家は中国の政策を非難して当たり前、内政干渉には当たりません。
そんな中での北京五輪です。
五輪には政治を持ち込むべきではありませんが、五輪は平和の祭典との位置付けですから、
何らかの意思表示が必要でしょう。
過去にはモスクワ五輪ボイコットもありました。
今回、アメリカは外交ボイコットという政府関係者派遣を見送ることを検討しています。
選手の気持ちを考えると、完全ボイコットは回避しても、
外交ボイコットで日本の考えを意思表示すべきだと思います。
ところが岸田首相は「日本には日本の立場がある」と検討すらしないような発言です。
そりゃあ日本は中国に頼り切った面があります。
最終的にはどう判断するのか分かりませんが、せめて検討すると言えなかったのでしょうか。
日米韓外務省次官協議の為に訪米中の森事務次官は次のように語っています。
日米外務次官、同盟の抑止力強化で一致(産経新聞) - goo ニュース
外務省の森健良事務次官は18日、シャーマン米国務副長官と会談し、日米同盟の抑止力・対処力の強化を具体的に進めることで一致した。中国をめぐる課題や、北朝鮮の完全な非核化に向けて緊密に連携することでも合意した。
関連して山田宏議員は次のようにtweetしています。
臨時国会で対中非難決議を 自民議連が方針確認 - 産経ニュース https://t.co/Ib209892hY
— 山田宏 自民党参議院議員 (@yamazogaikuzo) November 18, 2021
来年2月の北京冬季オリンピックの「外交的ボイコット」を米国が検討。EUも。https://t.co/0tpgEI0Tia
対中非難決議の採択は、わが国政府の背中を押す。総裁選で岸田総理も「採択すべき」と明確に答えていたはず
人権外交議連の副会長、自民党の山田宏参院議員は語ります。
— こちら夕刊フジ編集局 (@yukanfuji_hodo) November 18, 2021
「日本政府が示すべきは、中国の人権弾圧に対する『明確な姿勢』だ。欧米と共通する『自由』『民主』『人権』といった価値観に基づき、行動しなければならない」 https://t.co/C3VilCJbfH
岸田首相は人の話をよく聞くのが特技だそうですが、総裁選での公約は何だったのか、
弾圧されているウイグル人たちの事をどう考えているのかを国会の場で明らかにしてもらいたいです。
また日本の姿勢が国際社会でどう見られるのか、その影響も考えて判断して欲しいです。
判断如何によっては、自民党への支持も減り、来年の参院選にも影響するのは必至でしょうね。