大学受験戦争から半世紀が経とうとしていますが、今でも切ない夢を見る時が有ります。
其は現役時代に大学に行く事だけは決まっていましたが、其に対する勉強は全くせず、願書を自分で取り寄せる事さえ分かっていなかったのです。
今も思い出しますが、受験の年の一月になり、初めて願書を自分で取り寄せる事を知りましたが、受験する大学さえ頭に無い状況でした。
親の手前処かの大学を受験しなくてはならなかったので、悪友と相談して適当な国立大学に願書を出して受験しましたが、案の定不合格となりました。
その時の親への裏切り行為が今でも尾を引き、最近見た夢でも、受験の一月になっても全く勉強をしていない処か、願書さえ取り寄せていない自分が夢の中に居るのですが、幼なじみの友は、しっかり勉強して受験の体制を整えて余裕で居るのです。
夢の中で、僕は親に大学を受験するとは言うのですが、願書の締め切りも既に過ぎているのです。
そして自分自身に愛想を尽かす僕が居て、その嫌さ加減で目を覚ますのです。
人生のやり直しは出来ませんし、過去をいくら嘆いても始まりませんが、学生時代の僕は本当にいい加減な人間だったと反省していますし、親に申し訳ない気持ちです。
学生時代に怠けていた分、社会に出てからは必死で仕事をしましたが、反対にやり過ぎて、今度は会社をクビになりました。
ワガママな言い訳を敢えて言わせて貰えば、学生時代にもう少し勉強していれば、もう少し違った人材が有ったカモ知れませんが、もう過去に戻る事は出来ません。
ですから僕は、残り少ないとは言えども、残された人生を精一杯生きるつもりです。
若い人に言いますが、人生で大切な事は、第一に【健康】で、次に大切な事は【目標を持って努力する姿勢】だと思います。
頭の良し悪しは多少は個人差が有りますが、長い人生に於いては、そんな事は大した問題ではありません。
人の能力は、あまり変わりは無いと思います。
如何に自分の目標に立ち向かえるかが、人には大切だと思います。