たーさんの世界(意地悪じーさん)

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鯉の話

2009年01月24日 | Weblog
MGのスカイラウンジでも書きましたが、もう一つ鯉の話をします。

さっきは牛の話をしましたが、こんどは鯉の感情の話です。

皆さんは鯉に感情があると思いますか?それとも無いと考えますか?

結論から行くと、昔から一寸の虫にも五分の魂と言いまして、どんなに小さなものでも心はあるようです。

具体的な例を挙げると、僕の従兄妹の子供が川で捕った赤い鯉を池に放しました。
そしてその子供は赤い鯉を大変に可愛がり、いつも餌をおげておりました。

しばらくそのようにしていたら今度は餌をあげなくても、その子が近づくと鯉の方から寄って来て、頭を水面から上げるようになったのです。
しかもその子が鯉の頭をナデナデしても、鯉は逃げようともしないのです。

そのうちに鯉は水面から頭を出して、ナデナデして欲しいとねだるようになりました。

この様に、鯉にも嬉しいという感情があるようです。

しかし私達は、生きる為に生き物を食べなくてはなりません。
これは仕方のない事ですが、食べる時には無駄にしないように美味しく食べてあげましょう。

これがルールだと思います。





牛の話。

2009年01月24日 | Weblog
昔の田舎では牛は家族の一員で、牛小屋は母屋の中にありました。
ですから昨日も書いたように、僕は生まれてから直ぐに牛と接触してたことになり、花粉症にもならないのだと思います。

最後の牛は、僕が小学校の四年生までいました。

当時は既に耕運機なる農作業車が出始めていましたが、我が家は専業農家でもなく金銭的なこともあったのか、農作業には牛が活躍しておりました。

牛は暖かな血が流れている動物なので、性格もありますし感情もありあます。
悲しいときは、すごく悲しそうな声を上げて啼き続けます。
特に自分の子供と離された時なんかは、二日間ぐらい啼き続けます。

僕は今でも、その悲しそうな声を覚えています。

昭和36年に長野県の飯田地方を襲った日本最大の土石流災害があったとき、鉄砲水がで我が家も被害を受けました。

人々は必死で逃げるのが精一杯で、牛や家畜などの面倒まで見きれませんでした。

大雨が収まって牛を探しに行ったら、一キロぐらい離れた我が家の田んぼに避難していたようでした。

その田んぼは決して安全な場所でなく、天竜川が氾濫した水に浸かりながらジッとしていたらしいのですが、彼としてはいつも農作業に出かけて覚えた道だったせいなのか、安心できる場所だったのでしょう。
勿論鉄砲水が来た時は、水が一杯で道なんか見えませんでした。

ちなみにその鉄砲水で、町の人が八人も亡くなりました。
大鹿村では山が一気に崩壊し、百人ぐらい亡くなったようです。

たかが牛と思うかも知れませんが、牛もペットの犬と同様、人間とのコミュニケションがキチンととれる生き物です。