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無鉄砲本店&中華蕎麦とみ田コラボレーションイベント@無鉄砲京都本店

午前5時。朝靄の立ちこめる、こんな早くにムテッポーにやって来たのは初めてだ。
...この日は、この時間にどうしてもココに着いていたい、特別な事情があった。
ソレは、これである。この日でしかきっと食べることのできないであろう、ものすんごいラーメンを味わうためだった。さらに、先着13名にはこの日限りの非売品限定Tシャツプレゼントの情報も得ていたので、ある意味「地の利」を活かして早朝の出発とした。

無鉄砲フリークな方には周知のことだが、この日の一週間前にも無鉄砲開店13周年記念イベントが行われていて、関西にある無鉄砲グループ5店のスタンプラリー先着25名に、記念コラボ限定Tシャツプレゼントという企画があった。そして6月5日の一日で、無鉄砲系列を5食食べた猛者が(自分の知人複数を含め)ワラワラ居たそうだ。しかし、自分の胃袋と自由時間を考えてみると、これに参戦するのはちょっと無理...と諦めていたのが正直なところだった。

でもこの日はとにかく、早く並びさえすればTシャツがもらえる...この単純さが私向きだった(笑)。しかし、凄い人はいるもので、この日の行列の先頭に並んだ人はなんとこの日の午前0時過ぎからココに並んだという。....完全に徹夜である。スゴいとしか言いようがないが、この日に先んじて先週、千葉・松戸の「中華蕎麦とみ田」にて行われたコラボイベントではすでに「前の晩」からTシャツ狙いの10人程度が並んでいたと聞く。そのことを思うと、この日早朝出動で行列5番手についた自分は、全くラッキーだったと思う。

この日、実はこの後、人の行列と駐車待ちのクルマが店舗前に数珠つなぎになった挙げ句、ムテの行列に木津署が出動し、やがて店舗前が片側交互通行になるような(ある意味想定内の)事態になっていった訳だが、朝5時の時間帯にはまだ平和が漂っていた。
そんな時間帯に、写真をとっていると、ムテの黄色いデリバンの横につけてあるトラックが習志野ナンバーの中華蕎麦とみ田のトラックであることに気づき、さらには、そのトラックの運転席のところにいるのは、あの城陽の「麺屋たけ井」の若大将であることに気づく。

ちなみにコレが、この日「麺屋たけ井」のシャッターにあった張り紙。「麺屋たけ井」開店の日にやって来た師匠格がまたコッチにやって来る...ということでの出動と相成ったようだ。

そして、この日の券売機。赤いところがこの日だけのスペシャルメニューとなっていた。

午前5時5分。店舗のオモテで赤迫大将夫人、メグたんが動き始める。昨夜は仕込みで徹夜だったという。

そして、ムテッポースタッフにより、チャーシューの炭火焼が始まる。
見物の我々行列客、「えらい早い準備やな~」とか、口々に好き勝手言ってると...

「どーぞっ!」と、炭火で焼いた炙りチャーシューのスペシャルサービス!
これは嬉しかった。できれば、ビ~ルも一緒に飲みたかった(ガマン)

7時過ぎ。無鉄砲京都木津本店に、「中華蕎麦とみ田」の提灯があがる。

ここでは敢えて人の写っていない画像をあげるが、この提灯があがったときは、もうアイドルの撮影会なみの大騒ぎでしたw(もちろん、アイドルは「とみ田」の提灯です)


6時56分。こんどはサービス用のスライスではなく、本日の営業用限定ラーメンで使われるチャーシューブロックの炙り焼きが始まる。炭火焼の香ばしい香りが、店舗前に立ちこめる。

8時47分。赤迫大将夫人、メグたんが何やら注文を聞きに来てくれる。11時の開店までまだまだ時間があるのにどうして?と思ったら、限定Tシャツのサイズをあらかじめ聞いておいて、あとで間違いのないように渡すために...と整理券を配ってくれた。なお、この限定Tシャツ、XL以上のサイズは作っていないらしく、それ以上大きなサイズを希望するお客には、別途注文生産し、後日渡しをするとのことだった。

9時46分。食券購入。750円の「限定しょうゆチャーシュー」は170杯限定の「にぼ豚そば」、850円の「限定しょうゆラーメン」は30杯限定の「つけにぼ豚」の食券となった。いわゆる「二杯食い」はためらうところだったが、お店側から「二杯食い、OKよ。」のアナウンスもあり、やはりせっかくのこの機会なので二つのボタンを押した。
ところで、この時点ですでに4時間以上待っていることになる。さぞかし難行苦行のように思われるかも知れないが、実は同じ行列に気心の知れた仲間が多数並んでおり、そんな仲間とツイッターやSNSでアホなやり取りをしながらゲラゲラ笑いながら過ごしているので、木のベンチに座りっぱなしで尻はそれなりに痛いながらも退屈感は全然ない。むしろ、ちょっとしたオフ会状態がとても楽しかった。また、私の前の4番手のお客さんは、かねてからウワサに聞く人物であるともに少し前からツイッター上ではやり取りしていた人物でもあり、このとき初対面で、初めて言葉を交わしたにもかかわらず、すっかり親しくなっていた。まったく、面白いものだとつくづく思う。

いよいよ開店時間が近づいて来る。やはりこの日限定の「無鉄砲&とみ田」お土産用の持ち帰りラーメン販売を、麺屋たけ井の大将が担当されることとなった。先ほど到着した中華蕎麦とみ田の富田さんと、開店直前になにやら綿密に打ち合わせをされていた。

そして、開店。とたんに店内は賑やかに、厨房の内外で、めまぐるしくスタッフが動く。

メグたんと無鉄砲本店の店長、ヤスくん。

つけ麺用の麺を準備する富田さん。

非常に張り詰めたムードのなかでも、笑顔で実に楽しそうに仕事する。プロだなぁ。

赤迫夫妻もオーラを放ちながら仕事にいそしむ。無鉄砲開店からはや13周年。おめでとう。

本店の厨房で赤迫大将がラーメンを作る。ザルを雪平鍋でコンコンコンと叩いては豚骨ダシを注ぎ落とす音が響く。「今日は本店で『豚の骨』だなぁ。」と言ってた人がいた。ナルホド、そうだな。

それにしても、とみ田の大将と、ムテの大将が同じ厨房で仕事している場面に居合わせることができることだけでも、貴重だ。

作業の間、注文数の確認かな?

つけ麺の麺を茹で上げ、これから水で締める作業に入ります。なお、この日の厨房における一連の作業の様子は、下記のリンクから動画で御覧いただけます。(私の右隣にいた彼が撮影した三部作です)
動画1(「にぼ豚そば」調理風景)
動画2(「つけにぼ豚」調理風景その1)
動画3(「つけにぼ豚」調理風景その2)

先に着いたのは「にぼ豚そば」。一週間前の千葉・松戸「中華蕎麦とみ田」における限定営業で掲示されていたという「お品書きと食材」に「「九州産豚骨を窯に入りきらない程使用、瀬戸内産の煮干しをこれまた大量に使用」と書かれたスープ、煮干しのものすんごい香り。かつ、超濃厚。とんこつのダシの煮干しのダシで割ったようなサラッと感ではなく、ムテの純とんこつに、さらに同様の濃さの煮干しのダシが同居しているメチャクチャに濃いスープ。凄まじい。さらには、本日の限定ではカエシを無鉄砲でいつも使われている宮崎産の甘口醤油ベースのものではなく、中華蕎麦とみ田から運び込んだものにしたそうだ。そのためいつもの豚骨に比してより醤油の風味がキリッとたった感じもある。スープの色合いも味わいも、明らかにいつもムテッポーとは少し違う。本当に貴重な一杯。

具材の方もコラボレーション仕様で、ほんのりと甘辛さのある味わいのメンマ、特製炭火炙りのチャーシュー、いつもは青ネギのところをこの日は千葉県産白ネギと京都府産九条ネギのミックスで、それぞれ美味しくいただく。そして麺は富田さん特製の「厳選国産石臼挽き麺2011」。超濃厚なスープに負けることなく、強いインパクトを主張する極太ストレート。もっちりとして、小麦の味もしっかり。いやぁ、実に美味しかったね。

続いて、「つけにぼ豚」。器の見た目からか、さきほどの「にぼ豚そば」のどちらかと言えば無鉄砲的なムードに対し、コチラはより「とみ田」色がより強く感じられる。

コチラもまた凄まじい濃度のつけ汁。やはり「中華蕎麦とみ田」のカエシを使用とあってか、ダシの濃度感とともに醤油のキリリとした味わいがより立った感じで関東的に感じる。それは、とみ田系列店で修行され、今年城陽で開店した「麺屋たけ井」のつけ麺の味とはまた違う感じ。

そして、先ほどの「にぼ豚そば」の麺よりさらに太いこの麺が秀逸。味濃いめのつけ汁を少なめに浸してズゾゾと啜り込む。麺の中心にほんのりわずかにカタさを残した”al dente"でありながら、しなやかで、弾力があって、モッチリしていて、小麦の味わいがホント豊かで美味い。

麺を平らげた丼には鯉の姿。なんとステキな器だこと。

約6時間の長丁場。ラーメンを食べるのにこんなに長く待ったのは初めてであり、今後も多分、こんなに長く待つことはないだろう。それでもやっぱり「並んで良かった」と思う。この日限定のTシャツもいただくこともでき、実に深い満足感を味わわせてくれるイベントだった。

...休日の、「ちょっとラーメンでも食べに行こうか」という世界とは乖離しているが(笑) コレで、いいのだ。




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 月曜日定休(祝日でも休みです)
 0774-73-9060
 木津川市梅谷髯谷15-3
 

無鉄砲 本店ラーメン / 木津駅平城山駅上狛駅

昼総合点★★★★ 4.5

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