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らーめん十兵衛@大和郡山市上三橋町:汁なし担々麺&チャーハン

すぐ向いに「豚の骨・がむしゃら」があることを承知の上であったのか、それともそんなことを何もかまわずオープンしたのか...私は、店主の真意を知らない。が、いずれにしてもこの場所に敢えてラーメン店をオープンさせたその「無鉄砲」ぶりは、ソコでどんなものを食べさせてくれるのかという好奇心を刺激するに十分なものである。ということで、普段なら「がむしゃら」or「豚の骨」のラーメンを味わうためにこの地に来るのだが、この日はその誘惑をグッと抑え、あえて「十兵衛」の扉を開いてみた。

メニューをみると、普通ならスタンダードメニュー的位置付けでありがちな「中華そば」の「醤油」及び「塩」が、担々麺、黒酢麺の次に来る位置にあり、さらに「トンコツ」の「醤油」「塩」については、「ただいま勉強中」となっている。

そのメニューを裏側には「辛さ選べます」とある。「ピリカラ」を標榜する担々麺と黒酢麺にのみ有効?それとも「中華そば」でも辛さは選べるということなのかな?

また、テーブルにあるメニューとは別に掲示されていた「汁なし担々麺始めました」を見て、これを注文してみることにした。

また、「今のところはメニューには載っけてないんだけど、チャーハンもできます!」とのことで、「らーめん+丼もんのセットと同価格で提供します!」とおっしゃるので、「じゃあ、ソレを。」と、注文。

で、先にやって来たチャーハン。細切れのチャーシュータップシ、ネギ玉子も豊か。それでいて、パラッと仕上がって脂っこくなく、味付け控えめ。理想のチャーハンのお手本のような、素晴しい仕事。

そして、汁なし担々麺。
どうですか?この充実度。小口切りの青ネギ、複雑で深い旨味のあるタレをしっかりと絡めた挽き肉、砕いたナッツ、刻んだキャベツ、レタス、そしてモヤシ。

「和え麺」あるいは「まぜそば」をいただく要領で、これらをかきまぜかきまぜして温かい中細麺にシッカリ絡めていただく。
思い起こすのは、昨年6月に「まる担おがわ」で味わった、あの素晴しい汁なし担々麺。アレに比肩しうる内容と、美味さを兼ね備えている。「まる担おがわ」のソレは、花椒の存在感がけっこう主張していた。ココ十兵衛のソレは、メニューのキャッチこそ「山椒ピリピリ」だが、実際に味わってみると香醋(黒酢)特有の酸味と旨味がたいへん豊かで、この手の味が好きな人には堪らない一品であろう。この内容で単品650円は、安い。
はたして、スタンダードとなるであろう塩と醤油の「中華そば」の真価はそれほどのものなのか、またオープン当初にはあった「トンコツ」は「ただいま勉強中」だったりと、開店当初以来、何を売りにするか、試行錯誤をしているようにも感じるところではある。しかし、「豚の骨orがむしゃら」とは全く違う方向性で、美味しいものを提供しようとしているスタンスはひしひしと伝わってくるナカミだった。
本当に「意外」と言ってはお店に失礼なんだけど、「がむしゃら」常連の皆さんはもちろん、より多くの方にその味を体験していただきたい...と思える佳店である。
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【らーめん十兵衛】
11:00~24:00
無休
0743-53-7709
奈良県大和郡山市上三橋町52-1
P:30台(近隣店舗共用)
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